【作例・レビュー】ソフトフィルター 『ブラックミスト No.05』で撮影比較してみる

以前に同シリーズであるブラックミストNo.01を購入したのだけれど、今回は『ブラックミストNo.05』を購入した。ブラックミストNo.1との違いや比較を解説していきながら『ブラックミストNo.05』をレビューしていこうと思う。

過去に「ブラックミストNo.01」のレビュー記事も執筆しているので参考にしてもらえたら嬉しいです。

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映画のワンシーンのような描写に仕上がるソフトフィルター『ブラックミストNo.05』

ブラックミスト No.05(BLACK No.05)』はケンコー・トキナーから販売されているソフトフィルターのことで、元々、映画などで使われていた「ブラックミスト」を写真用に転用したのがこのフィルターの特徴。

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ブラックミストとは

「ブラックミスト」は、小さく細かい黒い拡散材を光学ガラスに挟んだソフトフィルターのこと。その拡散材によりハイライトとシャドウのコントラストを抑える効果があり、映画のワンシーンのようなシネマティックな描写になる。

シネマティックな写真は、本来ならレタッチなどの写真加工が必要となるのだけれど、その手間無く撮って出しで映画のワンシーンのような質感を出せるのがブラックミストの最大の魅力。

休日
休日

ブラックミストNo.05の特徴

今回の『ブラックミストNo.05はブラックミストNo.01の1/2のソフト効果となっている。本来のソフトフィルターは画面全体が白っぽくなってしまい、かえって使いづらかったりするのだけど、その白っぽさを抑えたのが「ブラックミスト」。

白っぽさを抑えながらも光源はぼんやりと滲ませてくれるので、写真全体を損なわずに雰囲気を活かしながら撮影することができる。

またブラックミストという名前の通り、しっとりとした描写になるので雨の日との相性も良いらしい(雨の日は基本撮影しないので試していないけれど)。

ブラックミストはフィルムライクやエモい写真が好きな人にもおすすめ

映画っぽい写真とかシネマティックな写真とか言ってるけれど、一体どんな写真なのか。個人的な感想になってしまうのだけれど、映画っぽさは海外の映画な雰囲気に仕上がるイメージ。

そしてぼんやりと柔らかい描写がどこかノスタルジーな雰囲気が漂うので、フィルム写真に通じるモノを感じるので、フィルムライクやエモい写真が好きな人にもオススメなのかもしれない。

花見中に春の終わりを感じる
花見中に春の終わりを感じる

花見のブルーシートに桜が散る。この写真はレタッチをした写真だけれど、基本的に色味などを加工しただけなので、露出などは撮って出しということになる。

ブルーシートを照らすこの柔らかい光はブラックミストNo.05だから出せる描写で、No.01だと明る過ぎたかもしれない。またこの拡散するような淡い光はフィルムカメラやオールドレンズに近いモノを感じるので、エモい写真好きという人には相性の良いフィルターだと思う。

光はぼんやり柔らかい描写になる

以下の写真はBeforeが何も着けてない写真で、AfterがブラックミストNo.5を装着して撮影した写真。左右にカーソルを動かせるので違いを見てみてください。写真はレタッチ無しの撮って出しです。

夕方後に灯る街灯。写真全体はそのままで光源の部分だけ、ぼんやりと滲ませたような柔らかい描写となるので、普通の写真とは違った雰囲気となる。

夕暮れ後の空と高速道路。空全体と街灯の光が滲んで晴天だったけど、まるで霧の中にいるような描写となった。このシネマティックな写りが雰囲気があって良き。

しっとりとした描写が肌にも良く合う

下3枚の写真もレタッチ無しで撮って出しの写真。Beforeが何も着けていない写真で、AfterがブラックミストNo.5を装着して撮影した写真。先述の通りソフト効果はそこまでキツくないので、じんわりとした光が人の肌に馴染んで柔らかい印象となる。

太陽に手を伸ばす。完全に逆光での写真なのだけれど、写真全体はそこまで白くならずにしっとりとした描写をキープできている。

ブラックミストNo.01だと逆光で撮ると全体が白っぽくなり過ぎてしまい、微妙な写真となってしまう為、ここらへんがブラックミスト同士の使い分けなんだと思う。

日中の日差しが強い時間に逆光で撮影した写真なのだけれど、白っぽくなり過ぎずに良い雰囲気のままキープしてくれている(なんならレタッチもいらないのではという程に丁度良い描写)。

これも普通のソフトフィルターやブラックミストNo.01だと白くなり過ぎるだろうから、逆光でも撮影できるという点ではブラックミストNo.05の大きなメリットと言える。

こちらの写真もブラックミストによってコントラストが抑えられていて柔らかい描写で撮影できた。肌の色も違和感なく撮影できるのでストレスにならない。

ブラックミストNo.05とブラックミストNo.1の違い

上記の通りブラックミストNo.05とNo.01の違いはソフト効果の違いで、先述の通りNo.05はNo.01の1/2のソフト効果となっている。今回はこの2つのソフトフィルターを撮り比べてみる。

下の2枚の写真もレタッチ無しの撮って出しで、左側がブラックミストNo.5で、右側がブラックミストNo.1で撮影した写真。

夕暮れ後の高速道路。写真全体のソフト効果がそんなに変わらないのはNo.05で撮影してから数分経ってNo.01で撮影しているので、No.01のロケーションの方が暗いからだと思われる。同じタイミングで撮影していたらNo.01の方が白っぽくなっていると思う。

だけど街灯に注目してほしい。写真全体の明るさはそこまで変わらないのだけど、No.05よりもNo.01の方が光が強く滲んでいるのが分かる。

光源の無い写真だとNo.01だと眠たい描写になるけれどNo.05だとあまり効果を実感できない。この通りNo.01はNo.05の2倍のソフト効果があるので、ソフトな写真やハイキーな写真を撮影したい人はNo.01をオススメする。

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購入するのであればフィルター径は大きいサイズがオススメ

レンズに装着するフィルターには基本的にフィルター径があり、レンズのサイズに合うフィルターを購入する人が多いと思うのだけれど、ここでオススメしたいのがレンズの大きさ関係無しに最大サイズのフィルターを購入すること。

ステップアップリングというカメラアクセサリーがあり、レンズ径よりもフィルター径の方が大きくても問題なく使えるといった変換リングがあるので、後々大きいレンズを購入したとしても対応できる。

詳しくは少し前に執筆した記事があるので、見ていってもらえたら嬉しいです。下のリンクからアクセスできますのでどうぞ。

まとめ

今回はブラックミストNo.05を紹介してみた。ブラックミストNo.01よりもソフト効果が抑えられるので、使いやすいには使いやすいけれど、逆に言うと効果を実感しにくかったりする。

そんなことからNo.05はある程度使う場所が限られるけれど、逆光の撮影に向いていたり夜景でも丁度良いくらいに光を強調してくれるので、これはこれでNo.1とは違った面白さがあった。

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