【作例・レビュー】ブラックミストNo.01で写す原岡桟橋。今年も奥さんと千葉へ行ってきました

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毎年、6月になると奥さんとのゆかりの地である『原岡桟橋』に訪れる風習が我が家にはある。今回で4度目ということで、すっかり見慣れた風景となってしまったけれど、やっぱり大切な場所なので、毎年必ず訪れるようにしている。

例年は、各所の房総半島の観光地を巡りながら『原岡桟橋』に訪れる訳だけど、今年は入籍した年でもあり、原点回帰の意味も込めて、初めて2人で訪れたコースで原岡桟橋まで巡った(結局時間が無くて省いた場所もあるけど)

そんな理由で今回も原岡桟橋へ行ってきたので、記録的な意味合いでも残しておこうと思う。またこの日の天候が曇りということで、最近使っていなかった『ブラックミストNo.01』のソフトフィルター縛りで巡ってきたので、このフィルターについても紹介していく。

関連記事:ソフトフィルター ブラックミスト No.1が写す雪原の世界

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シネマティックな描写に仕上がるソフトフィルター『ブラックミストNo.1』

上記の関連記事にもあるように、以前にも紹介したことのあるフィルターなので、ザックリとした紹介にしておく。

ブラックミスト No.01(Black Mist No.01)』はケンコー・トキナーから販売されているソフトフィルターのことで、元々、映画などで使われていた「ブラックミスト」を写真用に転用したのがこのフィルターの特徴。

映画で使われていた「ブラックミスト」の技術により、微細な黒い拡散材が光を滲むように優しく拡散してくれるので、ノスタルジーでシネマティックな仕上がりとなる。なんとなくだけれど、現代のカメラレンズで、オールドレンズのような柔らかい描写にしてくれる。

フワッと光を滲ませたような描写になる
フワッと光を滲ませたような描写になる

使い易いソフトフィルターだけれどロケーション次第

ケンコーさん曰く、晴れの日でも使い易いソフトフィルターと謳っているし、確かに従来のソフトフィルターよりは使い易いけれど、晴天での撮影となると、やはり「かすみ」が目立ってしまう。

以前紹介した「ソフトフィルター ブラックミスト No.1が写す雪原の世界」は、晴天の下で撮影だった為「かすみ」が強く写ってしまった。当時は購入したてで、早く使いたい気持ちが先行してしまったけれど、いくら使い易いフィルターと言えど、流石に無理があった(笑)

これも結構強くかすんでいるけどギリセーフ
これも結構強くかすんでいるけどギリセーフ

そんな失敗も兼ねて、今では「早朝か夕方」若しくは「曇り」や「室内」と光が弱い時間帯やロケーションで使用するよう心掛けている。ソフトフィルターらしい、良くも悪くも癖のあるフィルターなので、最初は撮り慣れる必要がある。

ノスタルジーな雰囲気漂う「月崎駅」と人の優しさにほっこりする

まず最初に訪れた「月崎駅」は千葉県市原市月崎にある小湊鉄道線に属する駅で、1926年(大正15年)に開業され、駅舎は当時のまま使われている。

小湊鉄道を待つ
小湊鉄道を待つ

この記事を執筆している今、初めて知ったことだけれど、2017年に登録有形文化財にも登録されているから驚きだ。

何度か訪れている場所だけれど、今ではなかなか見ることが無くなってしまった木造の駅舎がノスタルジーで堪らない。因みに、あの有名な「世界の中心で、愛を叫ぶ」のロケ地でもある。

木造の駅舎に時代を感じる
木造の駅舎に時代を感じる

列車が月崎駅から出発する時にカメラを構えていると、夫婦や小さな子供が手を振ってくれたり、初めてここに訪れた時に、車掌さんの対応が凄く良くて、それ以来小湊鉄道を訪れる度にそれを思い出したり、月崎駅に来ると人の優しさに触れられるようで、一人勝手にほっこりしている(笑)
また、ローカル線なので車両数自体は少ないのだけれど、月崎駅のホームは意外と結構長く、邪魔になってしまう物や人も少ないので、案外撮影しやすかったりする。また無人駅なので、駅員さんに気を遣わずに常識の範囲内であれば自由に撮影出来るのもオススメ。

思った以上にホームが長い
思った以上にホームが長い

僕らは今回見れなかったけれど、運が良いと、時間によってはSL型のトロッコ列車「里山トロッコ列車」も見ることが出来る(乗車は予約が必要)。到着する時間と時刻表を照らし合わせて、風情溢れるこの駅でSLを見るのも良い旅の思い出になると思う。
里山トロッコ列車情報

もりらじお
苔むした小屋「もりらじお」

駅の横には「もりらじお」があったり、月崎駅前の商店・朝日屋さん(Yショップ)でレンタサイクル(ママチャリで料金は1回300円で)なども出来る。緑豊かな場所なので、自転車に乗って自然を満喫するのも良いかもしれない。

原岡桟橋(岡本桟橋)でもう一度あの夕焼けを眺めたい

原点回帰で初回と同じルートを巡ろう!と息巻いて出発したものの、時間の兼ね合いで、途中数カ所のスポットをすっ飛ばして、今回の旅の目的地である『原岡桟橋』へ。
ドラクエで言うルーラ並みのすっ飛ばし方だ。いやぁ〜奥さんに申し訳ない(笑)

今回の目的地である『原岡桟橋(岡本桟橋)』は、千葉県南房総市富浦町の原岡海岸にある海へのびる桟橋のこと。毎年6月になると、奥さんと必ずここに訪れる訳だけど、今回で4度目の訪問となる。

木造の先はコンクリートの桟橋となっている
木造の先はコンクリートの桟橋となっている

この桟橋自体に何か特別なモノである訳ではないけれど、木造の桟橋であり、外灯が良い感じに古かったりと、それらが合わさって、時代を感じさせる情緒溢れる雰囲気が漂っており、何度来ても飽きなかったりする。

このレトロ感、堪らない
このレトロ感、堪らない

天気が良い日には、海へのびる桟橋の先に富士山も見ることができる。奥さんと初めて訪れた時は、綺麗な夕焼けで富士山もはっきり見えて、南房総半島から見える富士山に感動したのを今でも覚えているけれど、生憎それ以降、天気に恵まれたことが無く富士山も見れないでいる(泣)

晴れればそんな素晴らしいロケーションな訳だけど、人がそこまで多くないというのも個人的には気に入っている。と言うのも、ここは海水浴場でもなければ、潮干狩りができる海岸でもないので、そこまで多くの人が集まらない。

桟橋から少し離れると人気が無くなる
桟橋から少し離れると人気が無くなる
波に足をとられて

人目が無いので思いの外はしゃげますきっとここに訪れる人は、釣りに来るか、僕みたいに原岡桟橋の景色を見に来ている人が殆どだろう。そんなことから有名な海岸の割には静かで心地良い。夕焼けを過ぎると、一気に人も居なくなるので、それがまた良い雰囲気で個人的にはかなりオススメだったりする。

特等席は釣り人と青春でした
今回の特等席は釣り人と青春でした

まとめ

今回は原点回帰の意味を込めて、奥さんと初めて訪れたコースで巡った。本当はもっと色々小湊鉄道の駅巡りもしたのだけれど、今回は時間が無かったので主要箇所だけ周ったカタチになってしまった。
海また、この日が曇りだったので、ブラックミストNo.01縛りで撮影したけれど、思ったことは、やっぱりソフトフィルターは光の選び方が難しい。ただ「ブラックミスト」の描写は好きなので、今後も勉強しつつ、このフィルターのソフト効果を半分に抑えた「ブラックミストNo.05」もいつかは試してみたい。

とりあえず、こんな感じで今後も奥さんと毎年ここに来る予定だけれど、これからは、ただ訪れるのではなく、今回のような「ブラックミストNo.01×原岡桟橋」のように、せっかく毎回訪れるなら、様々な方法で原岡桟橋を写していきたいなんて思ったりする。


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