前回の記事『レトロで情緒溢れる海が見える駅「根府川駅」がエモい。クリエイターが集う小田原のニッチスポット!』の続き。
せっかく根府川駅にきたのだから、どうせだったら町も散策してみようということで、駅から少し離れた場所を歩いてみました。
前回の根府川駅の記事よりも、もう少しディープな根府川をお届けできると思います。
山と海に囲まれた根府川の独特な地形
目の前には海があり振り返ればすぐそこに山があって…まるで自然の要塞のようにも感じる根府川の地形。なかなかここまで極端な地形も見ないよな〜なんて思ってしまうくらい海と山が近く閉鎖的に感じる。
上の2枚は場所こそ離れているものの、大体はこんな感じ。基本的にどこからでも海が見えて、すぐ裏側には山がある。
良く言えば自然に囲まれているけど、せめてコンビニの1店くらいは駅前に欲しいのが本音(汗)
地元なのに旅行気分を味わえる不思議な土地感
散策をしていると奥さんがポロリと「なんだか旅行に来ているみたいだね」。言われてみればそんな気がする。だけど昔から知っている町だし何でだろう。
根府川駅に繋がる歩道橋。ここの歩道橋は目の前に海がバーン!と見えるので、僕のお気に入りのロケーションです。
2枚目の写真のように、望遠レンズの圧縮効果により海が近く感じられます。因みにレンズは135mmを使用しています。
見知らぬ町や初めての道なんかでは、普段の日常的な風景の中で見落としてしまうモノに気付けたり、少しだけ特別に見えたりするんですよね。感性が敏感になっているんでしょうね。
こういった感覚も、普段の生活では得られないので、見知らぬ町を歩く恩恵なのかもしれません。なので意外と知らない土地を歩くことは大切なんですかねぇ。
根府川駅から135号線(小田原と熱海間の海沿いの道)へ出るトンネル。海に突っ込むかのような光景ですが、トンネルの向こう側には普通に道があります。こうして上から見ると海ほたるのようで面白いです。
海から少し離れて山側を歩いてみます。良い意味で味のある建物が多いので、散歩をしながら街全体の雰囲気を楽しみます。
そして山がすぐ近くにあるだけあり、勾配がかなり多いです。根府川散策をするのであれば、最低でもスニーカーが必要かもしれません。
山と海がこれだけ近いと、雲になってから蒸発し雨になり海へ還るサイクルがめちゃ早そうですね(汗)一応箱根の方から流れてくる水もあるんだろうけど…。
電車が空を駆け抜ける町
根府川は撮り鉄には嬉しい町なのかもしれません。いや…というよりも、昔は撮り鉄の間では有名な町だったらしいです。
根府川駅と真鶴駅の間に「白糸川橋梁」という大きな橋がありまして、そこを電車が通過する時に撮影するのが大変人気だったようで。
因みに前回の記事でも少し解説した1923年の関東大震災。根府川駅のホームが海中に流されたと同時に、白糸川橋梁も壊滅的な被害がでたみたいですね。
但し、震災の翌年には無事に開通したと言うんだから驚きですよね。なので正確に言うと現役の橋は二代目白糸川橋梁なんだとか。
昔は撮り鉄に人気だった白糸川橋梁ですが今はと言うと…。人気低迷の理由は、線路の両脇に暴風対策によるフェンスが設置されてしまったから。それにより景観が損なわれたことが人気低迷の理由らしいです。
う〜ん…。確かに車体の上半分しか見えないですね。昔はフェンスも無くて電車が良く見れたらしいのですが…安全上仕方無いんですかね。
歩いているここ、実は住宅街なんですよ。結構面白いですよね。確かに撮り鉄からしたら、根府川の魅力は下がってしまったかもしれませんが、スナップとして撮影すると楽しめたりします。
夜にここら辺を歩けばちょっとした銀河鉄道999感覚を楽しめるかもしれませんね。
東海道線以外にも新幹線の走行を真上から見下ろしたり、鉄道関連で色々楽しめたりします。全速力の新幹線を上から見下ろすなんてなかなか出来ないですからね。
まとめ
今回の根府川の町散策はこんな感じ。小田原最後の秘境!と仰々し過ぎますけど、根府川のディープな町並みを散策してみました。特別面白いモノは無いんですが、不思議と独特な雰囲気のある町なんですよね〜。
まだまだほんの一部しか散策できてないので、また訪れてみようなんて思ったり。あと素敵なお店もあったりするので、機会があれば紹介していこうと思います。
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