レトロで情緒溢れる海が見える駅「根府川駅」がエモい。クリエイターが集う小田原のニッチスポット!

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「小田原の歩き方」第3弾ということで、小田原に関する記事をどんどん執筆していきたいのですが、福島旅行の記事が想像以上にボリューミーになってしまったので、更新は久々となります(汗)

今回紹介するのは、レトロな雰囲気が漂い、目の前が海!という設定盛り盛りの小田原のニッチな名所「根府川駅」を写真と共に紹介していこうと思います。

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根府川駅とは

根府川駅とは、神奈川県小田原市根府川にあるJR東日本の東海道本線の駅のこと。隣駅としては、上り方面には早川駅、下り方面には真鶴駅があります。

田舎にある小さな無人駅
田舎にある小さな無人駅

根府川駅までのアクセス

住所神奈川県小田原市根府川109
アクセス電車:JR東海道本線「小田原駅」より約7分
車:西湘バイパス「石橋IC」より約7分

小田原〜熱海間にある根府川駅。小田原駅からだと2駅、早川駅の次に根府川駅があります。また車でお越しの場合は少し注意が必要かもしれません。

西湘バイパス「石橋IC」から約7分で到着しますが、時間帯により混雑の恐れがあります。石橋ICと小田原駅方面の一般道が合流する地点があり、海沿いの一車線道路ということで、渋滞してしまうと逃げ場がないような状況になりますのでご注意ください。

JR東日本東海道線で唯一の無人駅であり関東の駅百選に認定された根府川駅

JR東日本の東海道線は東京から熱海まで、色んな駅がありますが、唯一根府川駅だけが無人駅なんですよね。数々の観光名所がある東海道線なので、都会から来る人もビックリするのだとか。

一応Suicaは使えます
一応Suicaは使えます

また関東地方の特徴ある100の鉄道駅「関東の駅百選」にも認定されているんですよね。認定理由は不明ですが、東海道本線で最も海に近いので、そういった景観が理由だったりするのでしょうか。

東海道本線の絶景駅というと根府川駅!というくらいに景観が美しいことで界隈では有名らしいので、恐らくそういった理由なんでしょうね…憶測ですが(小声)。

無人駅だからといって分からないモノですよね。根府川駅は侮れない!

曇って見ずらいですが柵の向こう側には相模湾が広がっています
曇って見ずらいですが柵の向こう側には相模湾が広がっています

関東大震災により海の中へ消えた根府川駅の1番ホーム…

関東の駅百選の認定や東海道本線で一番の絶景駅など他の駅には無い魅力がたくさん詰まった根府川駅ですが、実は悲しい歴史を持つ駅でもあるんです。

今からちょうど100年前である1923年9月に起きた関東大震災。その時の地震により発生した土石流が、運行していた列車ごと根府川駅の1番ホームを飲み込み、そのまま相模湾に流れてしまったらしいです…。

そんな悲しい過去の所為か、現在の根府川駅にも1番ホームって無いんですよね。あるのは2、3、4番ホームのみ…。もしこの記事を読んで覚えていたら、そんな面影もある駅なんだということを思い出してあげてください。

観点を変えると少し哀愁を帯びた駅にも感じられます
観点を変えると少し哀愁を帯びた駅にも感じられます

また当時、海へ流されてしまった駅のホームは今も海中の中に眠っているのですが、ダイビングをして海中にある1番ホームを観察できる体験をやっているのだとか。気になる人は調べてみてください。

クリエイターなど色んな人が集まる根府川駅の魅力とは

なぜ根府川駅に色んな人が集まるのか。小田原市の最西部のこんな片田舎なのに、訪れると必ずと言っていいほど観光客がいます。

ヒルトン小田原の最寄り駅ということもあり、根府川駅までシャトルバスも通っていますが、宿泊客だけではないんですよね。「根府川駅目当て」の観光客が必ずいるんですよね。

まぁこうして根府川駅目当てで来ている僕もその一人なのですが(汗)
まぁこうして根府川駅目当てで来ている僕もその一人なのですが(汗)

しかもモデルを起用した動画撮影や写真撮影、ドラマ撮影なども行われていたのかな?他にも撮り鉄なんかも必ずいますし、片田舎な割には都会的というかクリエイティブな場所だと感じました。

僕もクリエイターの中に混じって根府川駅の写真を撮影してきたので、僕は僕なりに根府川駅の魅力を写真と共に伝えていこうと思います。

妻とカメラと根府川駅
妻とカメラと根府川駅

目の前に海が広がる根府川駅

目の前が海の駅って意外となかったりするんですよね。やっぱり塩害とかを気にしてなんでしょうか。湘南の鎌倉高校前駅なんかも目の前が海になっていますが、よくよく考えると大丈夫なんでしょうか?

まぁそんな素朴な疑問はさておき、根府川駅も目の前に海が広がっている駅なので、真鶴や湯河原方面もよく見れます。

真鶴半島がよく見えます…曇っているけど
真鶴半島がよく見えます…曇っているけど

ホームを小田原方面いっぱいまで歩くと、湘南方面も良く見えます(後述で紹介しています)。更にその先には三浦半島、房総半島なんかも見えるので、夏には遠くに小さく打ち上げ花火も見えたりするんでしょうか。

駅舎がレトロでエモいのも根府川駅の大きな魅力

木造で作られた淡い青緑色のカラーが、今の令和の時代どころか、平成でもあまり見ないような奇抜な色の駅なので、そんなところにも風情を感じますよね。

そんな昭和な佇まいからドラマのロケ地にもなったとか。僕ら平成以降の若者にとっては知らない世代なので、同時に知らない文化でもあるんですよね。

レトロ感溢れる木造駅
レトロ感溢れる木造駅

今こんなトタン屋根と木の板で建造される駅舎なんて、そうそう無いですもんね〜。地方の田舎の駅でもリニューアルすれば今っぽい造りになりますしねぇ。

白いペンキで塗りたくられた感がある壁
白いペンキで塗りたくられた感がある壁

鉄の一枚板なのかベニヤ板なのかは確認しませんでしたが、その板が使われている壁にはペンキらしき塗料がベタっと塗られています。

元々の板がボコボコしている所為か、ペンキを塗っても凹凸が目立つんですよね。現代の建築美の観点からしたらどうか分かりませんが、こういった作り方に一層昭和を感じます。

駅舎内が白いので光も良い感じ
駅舎内が白いので光も良い感じ

ただ白い壁って光を反射してくれるので、カメラ撮影的には嬉しいんですよね。斜めから光が入れば駅舎全体がレフ版のような効果があるような気がする(たぶん)。

電車の利用者も少ないのでストレス無く撮影できちゃいます
電車の利用者も少ないのでストレス無く撮影できちゃいます

クリエイターが集まるとは言えど、結局は電車の利用者自体が少ないので、駅舎内は割と空いています。ストレス無く撮影も楽しめました。

昭和カラーな駅舎
昭和カラーな駅舎
早川→根府川→真鶴
早川→根府川→真鶴

駅のホームには撮影禁止エリアがあるのでご注意を!

レトロな駅舎を楽しんだら次はホームに降ります。特別面白いモノは無いのですが、撮影禁止エリアなんかもあったりするので写真・動画撮影する人はご注意を。

ホームの雰囲気

左側には山、右側にはすぐ海があります。こうやって見るとすごい近い場所にありますよね。こりゃ土石流で海まで簡単に流されてしまう訳ですね。

下り・上り
下り・上り

滲んだ上りと下りの文字…海風の影響なのか分かりませんが涼しくてホームを歩いて心地良いです。

ここより先撮影禁止エリア!
ここより先撮影禁止エリア!

これが噂の撮影禁止エリア…。実はこの先のホームがかなり細くなっているんですよね。撮るなと言われると余計に撮りたくなりますが、ここはぐっと堪えました。

先に進むとホームがめっちゃ細くなります!
先に進むとホームがめっちゃ細くなります!

見てください!この細さ!因みに最も奥まで行くと、更にこの半分くらいまでホームの幅が狭くなります(笑)これじゃ黄色い線の内側へお下がりできません(汗)

冗談はさておき、ここからの眺めが最高なんですよね。小田原方面が良く見えたり、湘南方面が良く見えます。それどころか少し小高いところにあるので、房総半島まで見えます。夜景も綺麗だったりするんでしょうか。

また冗談抜きでホームが狭まく、結構危ないので、興味本位でお子さんと行かれる場合は注意してください!また立ち入りは可能ですが、くれぐれも撮影で侵入しないように気を付けてくださいね。

まとめ

今回は根府川駅の駅舎を紹介してみました。レトロで趣があって良いですよね〜。しかも目の前には相模湾を見渡せる立地。エモいと絶景はもはや反則でした(笑)

本当に何にも無い場所なのですが、逆にそれくらいでいいんですよね。静かなので海風などの自然に癒されたい人にはフラッと行けるのでオススメです。

次回の記事では根府川駅の周辺を散策した記事を執筆します。 もう少しだけディープな根府川をお届けできると思いますので、一緒に読んでいただけたら幸いです。

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