ようやく待ちに待った桜の季節の到来。個人的な話だが、人生で最も忙しいと言っていい程プライベートが慌しい昨今、なんとか桜を撮影することができた。
少し前から気になっていた、埼玉県鴻巣市にある『元荒川の桜並木』という場所の桜を撮影してきたので、写真と共に紹介していこうと思う。
改めて埼玉県は良い桜スポットが多いと感じた今日この頃。去年訪れた北浅羽桜堤公園も良い場所だったなぁ。スーパータクマー 50mm f1.4で覗く北浅羽桜堤公園の桜並木
元荒川の桜並木
アクセス | 電 車:JR高崎線「吹上駅」北口より徒歩5分 自動車:関越自動車道東松山ICより約40分 |
営業時間 | 24時間(ライトアップ:日没〜20時) |
桜の見頃 | 3月下旬〜4月上旬 |
駐車場 | 吹上駅付近に民間駐車場 多数有り |
埼玉県鴻巣市に位置する「元荒川の桜並木」は、吹上地域に流れる元荒川の両岸に、約500本のソメイヨシノが2.5kmに渡って植えられている。また「一度は見に行きたい日本の桜名所&名桜600景及び700景」にも選ばれている。
また都心からも1時間で行ける距離にあり、駅からも近い為、比較的アクセスし易い場所にあるのも魅了的。
例年桜の見頃は3月下旬〜4月上旬。見頃の時期に合わせて、毎年「桜まつり」が催されると同時に、夜桜のライトアップ行われるらしいが、生憎コロナの影響で今年は中止となっている。
川のせせらぎが心地良い
住宅街の中を流れる元荒川だが、近くに大通りなども無く車通りも少ない為、街中の割には閑静な印象を受けた。
更に川沿いの道から川へ降りて気が付いた。騒音が殆ど聞こえない。厳密に言うと「騒音が殆ど気にならない」。川沿いの道にも、少なからず車も通るが、絶妙に狭く小さい土手による「籠り感」の所為なのか、あるいは車道と川の高低差による遮音効果なのかは分からないが、周りの音が全く気にならなかった。
たまに風が強く吹くと、桜の間をサーっと音を立てて吹き抜ける。ザーザーと轟音を立てて流れる川とは違い、チャプチャプと静かで穏やかな川のせせらぎも聞こえてくる。住宅街の中に居ることを忘れてしまいそうな程、心地良い空間だった。
様々な飛び石が印象的な元荒川
「元荒川の桜並木」には『飛び石』という面白い特徴がある。埼玉県には様々な桜の名所があると思うが、その中でも元荒川の「桜と飛び石」の組み合わせは、個人的にはかなり気になっていた。
長さ2.5kmという長い桜並木に、何箇所にも形の違う飛び石が点在している。写真の飛び石は天然の岩だが、中には加工されたブロックのような飛び石もあるらしい。勿論めんどくさがり屋な僕は、2.5km全ての飛び石を探索することは出来なかった(汗)
「自然溢れるような場所で飛び石を使って撮影したい」。他の川や水のある公園などでも、飛び石自体は探せば見つかるかもしれないが、加工された岩だったり、如何にも「人の手が加えられているような」飛び石が多いイメージ。
「出来るだけ自然体のような」というロケーション拘りたかったので、天然の岩を使っている点はかなりポイントが高い。僕が知らないだけかもしれないが、天然の岩を使った飛び石が有り、尚且つ桜まで見れる場所はここ以外は知らない。
また両岸に生える植物の緑も美しく見える。近くで見ればただの雑草なのだが、このように引いて見ると、飾り気の無い、手入れのされていない雑草が、自然そのものなので、飛び石を更に自然らしく見せてくれるような気がする。
まとめ
川沿いに咲く桜並木は良く見る風景だが、飛び石を含めた桜の撮影は初めてだった為、新鮮で楽しめた。閑静な場所で人も少なく、川岸には幾つかベンチなどもあるので、のんびり癒されたい人にもオススメしたい場所だ。
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