軽井沢らしい自然溢れる美しい「ムーゼの森」と碓氷峠の「めがね橋」の歴史に触れる

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以前執筆した『記憶の中の観光地。幼い頃何度も訪れた軽井沢を巡る』の続き。どこに向かおうか、朝ごはんは何を食べようか、全く決まっていない、場面でのブラブラ旅だけれど、とりあえず言えることは、軽井沢の朝の空気は最高に美味しいということ。

また軽井沢の朝陽が美しいのと、前回紹介したリブマックスリゾート軽井沢フォレストの外観が美しいので、旅館で少し撮影してから出発することにした。
朝日を浴びる

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ムーゼの森

コンビニで軽く朝食を済ませ、近くに面白そうな場所がないか調べてみたところ、『ムーゼの森』という場所があるらしく、とりあえず行ってみることにした。

『ムーゼの森』とは「軽井沢絵本の森美術館」「エルツおもちゃ博物館」「ピクチャレスク ガーデン」からなるミュージアムパークで、童心を思い出せるような、古き良き芸術や文化に触れられる。今回はエルツのおもちゃ博物館には寄れなかったが、他は寄ってきたので、少し紹介していく。

絵本の森博物館入り口
絵本の森博物館入り口
ムーゼの森
アクセス「碓氷軽井沢I.C」から車でムーゼの森まで約15分
「小諸I.C」から車でムーゼの森まで約20分
「軽井沢駅」よりタクシーで約10分 
「軽井沢駅」より循環バスで約30分
営業時間「5~10月」9:30~17:00 「3•4•11~1月」10:00~16:00 休館日:火曜
入館料絵本の森博物館
大人「950円」中高生「600円」小学生「450円」
エルツおもちゃ博物館」
大人「750円」中高生「500円」「350円」
2館共通セット
大人「1400円」中高生「900円」小学生「650円」
駐車場200台

軽井沢の原風景を感じられる「ピクチャレスクガーデン」

「ピクチャレスクガーデン」は軽井沢絵本の森美術館内にあるナチュラルガーデンのことで、軽井沢に元々生育していた原生植物を中心とした庭で、軽井沢の原風景を感じられるように設計されている。
原生植物を使った庭
このガーデンを手掛けたのは、園芸家であるポール・スミザー氏。僕が好きで何度も訪れた、清里にある「萌木の村」のガーデンを手掛けたのもスミザー氏だったらしく、知った時は驚いた。

ユキヤナギ
ユキヤナギ

そんな美しいガーデンなだけあり、フォトウェディングなども受け付けている。偶然僕らが訪れた日も、1組のカップルが撮影されていた。

はしゃいでおります
はしゃいでおります

自然に溶け込む美しい景観の「軽井沢絵本の森美術館」

ピクチャレスクガーデン内に併設されているのが「軽井沢絵本の森美術館」。正直僕には絵本の作者や代表作といった、絵本に纏わる知識が全く無いので、詳しい紹介は出来ないが、ガーデンの雰囲気に相まって美しい外観だったので、ついでに散策してみる。

第1展示館
第1展示館

「絵本の森美術館」のシンボルになっている「第1展示館」。森の中に同化しているようなデザインが美しい。
森と同化しているようなデザイン

木の香りに心が落ち着く
木の香りに心が落ち着く
木造の美しさを感じる
木造の美しさを感じる

薄暗い照明の落ち着いた空間と、木の温もりと香りに心が癒され、日常の喧騒を忘れさせてくれる。室内には様々な資料が展示されており、場所によっては撮影禁止のエリアもあるので注意が必要。因みにこの階段を上がった2階のスペースも撮影禁止だった。

第2展示館
第2展示館
独特な建造物が目を惹く
独特な建造物が目を惹く

「第2展示館」には資料の他に、国内外の様々な作家の絵の展示がされている。こちらの館内も撮影禁止エリアがあるので注意が必要。
侵食
小窓
またピーターラビットシリーズを常設している「第3展示館」などもあるが、生憎この日は休館となっていた為、見学することが出来なかった。

個人的に一番楽しめたのは「絵本図書館」。洋書を中心とする絵本が約1800冊以上あり、全て閲覧することが出来る。

絵本図書館
絵本図書館

勿論、洋書なので、日本語で翻訳されている訳ではない。しかし、それが逆に良かったりする。何て書いてあるかは分からないが、海外の絵のタッチと羅列している英語が、この西洋的な室内や「ムーゼの森」の雰囲気に合うので、不思議と絵本にのめり込める。
読書中
文字が読めなくても、案外絵だけでストーリーが追えるので、思った以上に楽しめた。

碓氷峠の『めがね橋』に歴史を感じる

軽井沢の番外編というか、長野県内でもなく、もはや群馬県になってしまうのだけれど、軽井沢の近くに碓氷峠の『めがね橋』があるので、ついでに寄ってみることにした。

めがね橋
めがね橋

アクセス「上信越自動車道松井田妙義I.C」より車25分
「横川駅」よりタクシーで約15分 
営業時間終日開放(アプトの道のトンネル内照明点灯時間は7:00~18:00)
駐車場こちらで分かりやすく紹介されていますのでご参考に
https://odekake7.net/meganebashi-2-7204/

めがね橋(碓氷第三橋梁)は1893年(明治26年)に竣工し、1963年(昭和38年)に廃線となった。現存するレンガ造りの橋の中でも最大の大きさであり、当時の文化と技術、その美しい外観から「国指定重要文化財」に指定されている。

国道18号線で軽井沢から車で30分程で到着。今回は「めがね橋パーキング」に駐車し、そこから徒歩5分程で到着。意外だったのは、山の中の駐車場の割には、トイレがかなり綺麗だった。無料で使えるし有り難い。

足元部分
柱部分

写真では何度か見たことはあるけども、実際に見ると想像以上に大きい。最大級のレンガ橋だけはある。廃線になってから半世紀以上が経過しているのだけども、柱部分はまだまだしっかりしている。とても130年前に造られたものとは思えない。

色あせた部分や苔や植物が生えている部分を見ると、改めて途方もない時間が経過しているんだなあと思い老ける。因みに、当時線路として使われていた場所は、現在では遊歩道として使われている。

ダンジョン感のある『アプトの道』が思った以上に楽しい

橋の下を潜ると、階段があるので、そこを上がっていくと、めがね橋の線路部分にあたる遊歩道『アプトの道』に出る。

昔は鉄道が通っていた
昔は鉄道が通っていた

アプトの道とは、旧国鉄時代に使われていた「横川駅」〜「旧熊ノ平信号場」間の全長5.9kmの廃線跡の遊歩道のことで、当時の鉄道技術で運用されていたアプト式鉄道の面影が残っている遺産でもあるので、鉄道に興味のある方には是非おすすめしたい。

個人的な時間の兼ね合いもあり、とりあえず今回は「めがね橋」〜「旧熊ノ平信号場」の約1.2kmを往復することにした。

いくつもあるトンネルを突き進む
いくつもあるトンネルを突き進む

めがね橋を過ぎるとこんなトンネルが幾つもある。ここのトンネルは換気口がない為、風が吹き抜けので、結構寒い。足元は舗装されている訳ではないけれど、平に慣らされているので歩きやすい。

出口
出口
繁栄と衰退

何分も暗闇の中を歩くので、出口の光を見つけると少しテンションが上がる。差し込む光が美しい。
トンネルと木漏れ日

国道18号線を見下ろす
国道18号線を見下ろす

トンネルとトンネルの間
トンネルを抜けてまたすぐトンネル。こんな風景が何度も続くのだけれど、トンネルの閉鎖感から開放されるのは、何度味わっても気持ち良い。

換気口から漏れる光が美しい
換気口から漏れる光が美しい

何このドラクエ感。このダンジョンの先に、ボス戦と強力な武器が手に入ります的な感じ。流石にこのトンネルに出会った時はテンション上がりました。シルエット

光へ
光へ

換気口から漏れる光が美しい。まさに廃墟美といった感じ。換気口から風が逃げる為、風が吹かないので、意外とポートレートなどでも使えた。

この後「旧熊ノ平信号場」まで行ったのだけれど、個人的に大きな感動がなかった為、写真を撮り忘れるといった、大失敗に今更気付く…記録として写真に納めておけば良かった…お見せ出来ずにすみません…

とりあえず今回、場面の流れで訪れた「めがね橋」だけれど、一般的にめがね橋ばかりにスポットが当てられているけども、個人的にはアプトの道の方が楽しめたので、そこは思わぬ発見だった。

まとめ

場面の流れで観光した軽井沢旅行の記事はおしまい。纏まりの無い記事ですみませんでした。

「ムーゼの森」は絵本やおもちゃに興味がある人は、尚更楽しめそうだけども、そうでなくても、美しい景観や雰囲気で楽しめる場所だと思うので、一度行ってみるのも良いかもしれない。

「めがね橋」に関しては、観光客へのインフラもしっかり整備されているし、想像以上の廃墟美で驚かされた。今回「アプトの道」は一部しか周れなかったけれど、紅葉が有名な場所なので、秋にでもまた訪れたいと密かに思っている。

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