ガラスで覆われた海の見える絶景駅「日立駅」が夕日に照らされて美しい

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前回の記事の鹿島鉄道の配線探索!情緒溢れる廃墟駅「小川高校下駅跡」がポートレートに良く合うの続き。

今回の旅のゴールはこの日立駅に決めていた。なぜ茨城県の日立駅なのかと言うと、数年前に僕の尊敬しているブロガーのトバログさんの記事「地元茨城県日立市の日立駅がお洒落になっていたので潜入レポートしてみた」で拝見したからだ。

おぉ!ガラスに覆われてる!海綺麗!(語彙力笑)みたいな感じでここからの夕景を撮影したくてずっと行ってみたかった場所だった。

しかし、なかなか行けるタイミングも無く、多分3年くらいズルズルしてしまった…。とりあえずこの駅で写真が撮りたくて訪れたので、是非見ていってもらえたら嬉しい。

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茨城県北部に位置する工業都市「日立市」

神奈川からだと想像以上に遠かった日立市。それもそのはずで日立市は茨城県の北部に位置する場所にある(何ならもう少しで福島県)。

また世界的に有名な(株)日立製作所の創業の地でもある。昔は小さな鉱山地域であったが会社が発展すると共に日立市も鉱工業都市として発展してきた。

駅からも大きな工場が見える
駅からも大きな工場が見える

大企業「日立製作所」が牛耳る町

名前の通りで日立製作所と共に発展してきた日立市。駅からも大きな工場がいくつも見え、遠方遥々まさに工業都市に来たことを実感する。

駅に到着する前にも大きな工場がいたる所にあり、町中でも大きな機械をあちこちに見ることができる。そんな無骨な町風景だけれど、鉄の匂いや錆の匂いが漂ってきそうで(実際は漂ってはこないのだけど)、何だか不思議と落ち着く。

一企業なのに、これだけ街の発展に貢献している日立製作所…改めて考えると凄まじいな。

工業都市の夕暮れ
工業都市の夕暮れ

株式会社日立製作所と日立市、歴史的にどちらが先に発足したのか

今回の日立駅の記事とは少し離れた内容になってしまうのだけれど、町と企業のどちらが先に発足したのか?日立市に日立製作所ができたのか、日立製作所が発展し日立市ができたのか。

正解は元々この地にあった日立市(日立村)に日立製作所が発足したでした〜。ワイは本当にどちらが先か分からなかった…。

というのもこの地には元々は赤沢銅山という名前があり、それが日立村にあった為、日立鉱山という名前になったとか。それと同時期に日立製作所が発足し現代に至るという感じらしい。んん〜歴史!

ガラスの覆われた海の見える絶景駅「日立駅」がフォトジェニックで美しい

2011年にリニューアルした日立駅は全体がガラスに覆われたオシャレなデザインとなっている。デザイン監修を務めたのが世界的に有名な建築家であり日立市出身の妹島和世さん。

その美しい建築美と眺望から、テレビで何度も取り上げられているのを見たこともあるし、今では写真映えするスポットとしてSNSでも人気スポットとなっている。

今では多くの人が訪れる人気スポットに
今では多くの人が訪れる人気スポットに

2020年には「デザインに見惚れるモダンな駅舎10選」で2位に選ばれるなどの快挙も達成しており、茨城県の新名所となっている。

ガラス構造により駅内に入ってくる光が柔らかくて綺麗

ガラスを用いた単純な透明性だけではなく、半透明の重なりによって透明にも立体感を持たせるように設計されているとのこと。

斜光になる時間帯がオススメ
斜光になる時間帯がオススメ

建築のことはさっぱり分からないけれど、明らかに光が柔らかいのが分かる。上の写真は15時くらいに撮ったのだけれど斜めから光が差し込む良い時間に撮影ができた。

暖かい光に包まれて
暖かい光に包まれて

ガラスを通す所為か、被写体に纏わり付くような光がたまらなく美しい。個人的には町にいる人よりも駅にいる人の方が何となくだけれど目に見えない感情のようなものが漂っているように感じる。

これから仕事で急いでいる人とかデート前で楽しそうにしているカップルとかで駅は色んな感情が読み取りやすい場所だったりするので撮影していて楽しい。その上こんなに美しいロケーションで撮影できるなら近くに住んでいたら毎週撮影に来たくなるだろうな(笑)

もはや置かれたゴミすら美しい
もはや置かれたゴミすら美しい

どこまでも広がる夕焼けの太平洋に心を奪われる

日立駅には展望イベントホールが設けられており、一番の人気スポットとなっている。ここからはガラス越しに高い位置から太平洋を眺望することができる。

夕暮れ時の日立駅
夕暮れ時の日立駅

内側と外側の概念を取り外し、どこまでも広がる海と空と人々との生活を繋げられるような空間にし、心豊かに楽しめる場所にしたいという妹島さんの思いが駅のデザインに込められている。

室内での撮影なのに外で撮影しているような感覚になる
室内での撮影なのに外で撮影しているような感覚になる
マジックアワーを存分に楽しむことができる
マジックアワーを存分に楽しむことができる

これだけ大きなガラスなので、マジックアワーの空の変化を存分に楽しむことができる。海を背景に高い位置からこの構図で撮影できるのは本当に贅沢に感じるし、撮ろうと思っても撮影できるロケーションは全国を見ても少ないはずだ。

ボ〜っと眺めたくなるような雄大な太平洋が広がっている
ボ〜っと眺めたくなるような雄大な太平洋が広がっている

ガラスの向こうにはどこまでも広く遠くまで見渡せる太平洋が広がっている。こんな絶景を目の前で見せられるとなんか色々と考えることをやめてしまうよね(笑)

因みに夕方ここで写真を撮ろうとしたのだけれど、人が多くてなかなか思うように撮影することができなかった。もし存分にポートレートを撮影したいのであれば早朝をオススメする(日の出から駅内でカメラを構えている人もチラホラ居るらしいけど)。

目の前に海が広がる絶景カフェ「シーバーズカフェ」

展望イベントホールのすぐ横には海が見渡せる絶景天空カフェ「SEA BiRDS CAFE(シーバーズカフェ)」がある。駅舎からニョキっと飛び出た部分がカフェとなっていて斬新だ。

空と海とシーバーズカフェ
空と海とシーバーズカフェ

まるで空と海の中間に浮いているような美しいこのカフェは日立駅のホットスポットとなっており、僕らが訪れた15時という微妙な時間にも関わらず入店待ちとなっていた。

影からもくつろぎを感じる(気がする)
影からもくつろぎを感じる(気がする)

この日は入店するのに待つ必要があったので、今回は見送ることにした(これから神奈川まで帰らなくてはいけないので…)。こんな非日常的な空間でのんびりできたら最高なんだろうな。

シーバーズカフェ入口
シーバーズカフェ入口

そんなワイのような失態を犯したくない人はホームページや電話でも予約ができる。上記のリンクからシーバーズカフェのホームページに飛ぶことができるので訪れる人は活用した方が良いかもしれない。

因みにシーバーズカフェでは宴会や結婚式二次会などでも利用できるらしい。

まとめ

昔から気になっていた日立駅にようやく行くことができた。駅なのに思ったよりも観光客が居て想像以上に人気スポットとなっていたので驚いた。

また太陽光をガラスに通すことで光を柔らかく表現できるので、スナップもポートレートもとにかく撮影していて楽しかった。

そして海と空と一体になっているようなガラス建造物がとにかく美しかったので、茨城県に訪れる際はオススメしたいスポットだ。

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