思い出を気軽に形に。Canonのスマホ用プリンター『iNSPiC』レビュー

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思い出は形にして残したい…
今は何かとデータで残しておけるので、昔のようにアルバムを使っている人は少ない気がする。僕もその一人で、HDDやクラウドストレージに写真を保存しているので、殆どアルバムを使わなくなってしまった。

また最近では「ZINE」などのフォトブックのサービスなども増えてきているので、余計に「アルバム」という選択肢には至らない。プリンターを持っていれば別だが、持っていなければ、わざわざ写真を現像しに、写真屋に行かなければならない。正直手間だ。

そんな便利になったご時世だが、相方のツナさんが面白い物を見つけてきた。それがCanonのスマホ用ミニフォトプリンター『iNSPiC』だ。数多くあるスマホ用プリンターでも最もシェアされているプリンターなので、実際に触ってみてどうだったかレビューしていく。

スマホ写真の思い出を「形」にできる『スマホdeチェキ SP-2』レビュー


Contents

どこでも写真やシールを印刷できる『iNSPiC』

メーカーCanon
サイズW118×D82×H19mm
本体重量160g
接続方法Bluetooth 4.0

ミニフォトプリンターとだけあって、小さくて薄い。手のひらサイズで、本体重量も160gと他のスマホ用プリンターに比べたら、圧倒的に持ち運びやすい印象。スマホ用プリンターの最大の武器は、どこでも気軽に印刷できること。この持ち運びやすさこそ『iNSPiC』が最もシェアされてる理由だと思う。

スマホ用ミニフォトプリンター『iNSPiC』
スマホ用ミニフォトプリンター『iNSPiC』
裏側
裏側はゴールド

シンプルで女性にもウケそうなデザイン。裏側のカラーは、ゴールド、ブルー、ピンクの3色が展開されている。

また写真だけではなく、シールも印刷することが出来る。お絵描きアプリで保存したものを、このプリンターを使えば、自分だけの、世界で一つのシールを作ることもできる。使い方によっては、かなり幅広く活用出来そう。

ドックコネクタはUSB Type-B
ドックコネクタはUSB Type-B

左の「RESET」と書かれた穴は、紙詰まりや不明なエラーが出た際に、プリンターをリカバリーするためのボタン。細い棒などで押せば復旧する。「CHARGE」は充電中だど「赤」、フル充電になると「緑」に点灯する。

使い方

1.専用アプリ『Canon Mini Print』をダウンロード
2.プリンターとスマホをBluetooth接続させる
3.アプリで加工及び印刷

まずは専用アプリ『Canon Mini Print』をダウンロードする。

専用アプリ『Canon Mini Print』
専用アプリ『Canon Mini Print』

終えたらプリンターの電源をONにして、スマホの設定でBluetooth「Canon Mini Printer」と表示されるので接続する。あとは好きに加工、印刷するだけ。

アプリ画面
アプリ画面
様々な加工ができる
様々な加工ができる

加工の種類は【調整】【フレーム】【テキスト】【スタンプ】【フィルター】【回転】【ペイント】などの7項目が用意されている。

調整では「明るさ」「コントラスト」「彩度」「カラーバランス」の変更が可能。フレームやスタンプ、フィルターの種類はかなり豊富。テキストのフォントは変更も可能なので、シーンによって使い分けることも可能。

加工をし終えたら、右上の赤い丸をタップすると印刷が開始する。

『ZINK』によるiNSPiCの画質と色表現

一般的な業務用プリンターや家庭用の据え置き型プリンターなどでは「インク」を必要とするが、「iNSPiC」で採用された『ZINK』とはゼロインクの略で、インクを必要とせずに印刷することができる

インクが不要な「ZINK」
インクが不要な「ZINK」

仕組みとしては、『ZINKフォトペーパー』という感熱紙に「熱」を加えることにより、発色させ、フルカラー印刷を行える。

ZINKフォトペーパー
ZINKフォトペーパー
上にスライドさせ、「ZINKフォトペーパー」をセットする
上にスライドさせると開く
ウィィィ〜ンとここから写真が出てくる
ウィィィ〜ンとここから写真が出てくる
お〜出てきた
印刷を押して30秒くらいで出てくる。
インク無しでもフルカラー
インク無しでもフルカラー

実際に印刷してみたがどうだろうか。画質においてはチェキよりは綺麗に印刷できている(まぁチェキに画質云々言うのは御法度だけども)。この写真では見づらいが、これだけ小さな表情でも、潰れずに、また色飛びせずにしっかりと印刷することができた。

勿論、据え置き型プリンターと比べると、画質など、まだまだ劣る点はいくつかあり、本来の画像よりも、若干色褪せてしまうことや、暗くなってしまうなどが少し気になった。

しかしその問題は専用アプリで「明るさ」を調節することで改善できるし、色褪せについては、レトロ感とも捉えられるので、逆に若者ウケしそうなくらいに感じる。

本来、気軽に簡単に印刷できることがミニフォトプリンターの最大のメリット。それを考えると十分な画質だし楽しみながら使える。

使いやすく改善された専用アプリ

まず最初に「iNSPiC」で驚かされたのは、デザインや画質の良さではなく…専用アプリのレビューの評価…しかも悪い方で。「iNSPiC本体」自体はamazonなどでも評価も高く、スマホプリンターでは、最もシェアされているだけに、かなり驚いた。

しかしCanonさん、相当努力されたのが分かります。以前レビューで書き込まれている改善点の多くは改善されている。販売当時は印刷する写真を、カレンダーから画像を探すことが出来ずに、手間だ!と悪い評価をされていたらしいが、その点も改善されている。

昔の写真も一発で探せるので使いやすくなった
昔の写真も一発で探せるので使いやすくなった

またコラージュする際に、複数の写真が選択出来ないバグや、印刷した際に、写真がズレてしまうなどの点も改善されている。一昔前の厳しいレビューが今も残っているが、今は全く問題なく、ストレスなく使えている。

コラージュの不具合も改善
コラージュの不具合も改善

まとめ

どこでも簡単に印刷できる「iNSPiC」。手軽に持ち運べて、皆んなに写真を配って、思い出を共有したり、サイズも小さいので、日記などに使って、思い出を形にするのも丁度良い。人との接点が乏しい昨今、こんなサプライズ的なプレゼントをしてみてはいかがだろうか。


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