いつも通り、撮影を終えて写真の編集をしようと思ったところ、カードリーダーがSDカードを読み取らない…。以前からUSB-Cハブの接続も調子が悪そうだったので新調してみました。
今回購入したのは『Excuty』というメーカーのUSB-Cハブを購入。聞き慣れないメーカーで少し不安もありましたが、スペックも非常に高く満足する製品だった為、レビューしていきます。

USB-C(USB Type C)とは
Macユーザー以外にはあまり聞き慣れない変換アダプタだと思いますが、MacBookを使用する際には、USB-Cハブというアダプタが必須になる(クリエイターに限る)。
通常WindowsパソコンのインターフェースにはUSB(USB-A)が備わっているのに対し、MacBookには備わっていない。その代わりUSB-Cが備わっているのですが、これだけでは何もできない。そこで上記にあるように、USB-Cという変換アダプタを使い、様々なデバイスを使う事ができるという事です。

写真で見ての通り、通常のUSB(USB-A)と形状が異なる。何をするにもハブが必要となる為、荷物が増えるという点に関して言えば少しネックにも感じたり。
ただUSB-Cは『USB3.1』で制定された規格であり、現在実用的に使われる最新の規格である為、性能は非常に高い。一般のUSBの最高速度を誇るUSB3.0のデータ転送速度の2倍の速度で転送できる。

ExcutyのUSB-C ハブのスペックについて
今回購入したハブは2020年に発売されたばかりのニューモデルである為、他と比べても性能が非常に高い。またカードリーダーからの処理速度がめちゃくちゃ速いので、特にカメラユーザーにおすすめ。

インターフェース毎に表記されているので分かりやすいですよね(形状でなんとなく察しれるが)。「Thunderbolt 3」と「データ転送ポートUSBーC」は見分けが付きにくかったりするのでありがたい。
他のメーカーではあまり見ないので、小さなことですが、そういう親切なところが、ユーザーにとっては高ポイントだったり。
ポート名 | スペック |
4K HDMI | 4K @(3840x2160P)30Hz |
Thunderbolt 3(USB-C) | 最大供給電力値100WのPD対応/40Gbpsのデータ転送 |
データ転送ポート(USB-C ) | 5Gbps |
Micro SD/ SDカードリーダー | 転送速度104MB/s 2TBまでのメモリー対応 |
USB3.0ポート×2(USB-A) | 5Gbpsのデータ転送 |
ざっとスペックはこんな感じ。憧れの「Satechi」のUSB-Cハブと比べても、ほぼ同じスペックだったりするのですが、供給電力値が上回っている分、スペックならややこちらの方が上。そもそも供給電力値100Wのハブはまだそこまで出回っていないのではないだろうか。
2019年発売の最新モデルのMacBookの最大電力値が96Wなので、余す事なく、Mac Bookへの電力供給できる為、超高速充電も可能。価格も「Satechi」の半額ほどで購入できるので、良い買い物をしたと思っています。
一応念の為、カメラマンに重要なカードリーダーの「読み込み書き込み速度」を計測してみる。

さらに念を押し、石橋を叩いて容量パンパンのSDカードでも計測してみる。

「Read」が読み込み速度、「Write」が書き込み速度。SDカード内のデータ量は処理速度にそこまで影響しないみたいです。製品表記よりも、実際数値が低いのはどこのメーカーもそうなので、「読み込み速度」は許容範囲。
注目して欲しいのは「書き込み速度」。数字だけ見ると分かりにくいですが、高級メーカーのハブよりも1.5〜2倍の数値を計測。因みに「読み込み速度」も高級メーカーに引けを取らない数値だったりします。このように実際に数値だけ見ても、性能の高さが伺える。
またHDMIも4K高画質出力に対応している為、サブディスプレイなど、PCの画面をより大きい画面で綺麗に表示できる。レタッチや動画編集では欠かせない。

ExcutyのUSB-C ハブを使用した感想
上記で数値やスペックの話ばかりしてきましたが、ここで実際使ってどうだったかレビューしていこうと思います。

見た目は非常にスタイリッシュ。少しザラつきのあるマッドな質感もMacbookに合う為、特に違和感も感じない(PCカラーがスペースグレーだとほぼ同色)。
今まではコードタイプのUSB-Cハブを使っていましたが、そこから充電機やHDDのケーブル、カードリーダーのケーブルなどを繋ぐと非常にごちゃごちゃしてデスクが狭く感じていました。コードレスにしてからは、スッキリした為、作業効率も上がると信じたい(汗)

また高温防止も備わっている為、今のところ熱を持っても20〜30℃程度で安心して使用できています。中には50℃近くなるUSBハブもあるので、このような対策は非常に有り難い。また起動するとライトが点灯するのも分かりやすく使いやすい。


…(キーボードカバーが汚れている)
にしてもハブが正常に起動している事が一目で分かるの本当にいいな。ここが怪しいと簡単にSDカード内のデータが飛びますからね…(泣)またインターフェースが2つある為、グラつきなども気にならないし安定しているのも高評価!

今までの使っていたUSB2.0カードリーダーとデータ転送速度を比べると体感でも3〜4倍程早く感じた。これだけ違うと作業効率もまるで違ってきますわ。今までUSB2.0のカードリーダーで作業していた事に後悔すら感じる。
まとめ
このUSB-Cハブに強いて不満を言うのであれば、SDカードを差し込む時に裏返して差し込まなければならない。そこだけ注意してほしいです。
まぁとにかくコスパが良いの一言に限る!カードリーダーの転送速度が非常に優秀な為、冒頭で言った通りカメラマンにおすすめしたいUSB-Cハブでした。

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