コスパ抜群!軽量コンパクトなトラベル三脚『TYCKA TK118』

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ずっと壊れた状態のベルボンの三脚をなんとか使っていたのだが、とうとう限界がきた為、このタイミングで三脚を買い換えた。

壊れたベルボンの三脚は、カメラを始めたての頃に購入した物で、何も考えずに購入したのだが、とにかく大きくて使いづらかった。なので今回は軽量コンパクトな三脚を探し、たまたま見付けた『TYCKA』という謎のメーカーの三脚が、スペックの割りにコスパが良かった為購入した。聞き慣れないメーカーで一抹の不安が残るが、どんな物か実際使ってみたのでレビューをしていく。

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『TYCKA TK118』のスペック

TYCKATK118
全高(EV時)140cm
最低高20cm
縮長37cm
素材アルミ
足段数4段
雲台タイプ自由雲台(アルカスイス互換)
耐荷重10kg
自重1.32kg

⚫︎小さくて軽く持ち運びやすい
⚫︎アルカスイス互換の自由雲台の為ストレス無く使える
⚫︎なんと耐荷重が10kgとタフネスな三脚

⚫︎全高(EV時)が140cmと小柄
⚫︎三脚本体が軽く風に弱い為、強風の時は重りをフックの取り付ける必要がある。
⚫︎アルミ三脚の為、振動にも弱い

全体的なスペックを見ても、本気で撮影に臨む為の三脚ではない。あくまでもトラベル三脚として見て頂きたい。全三脚で140cmという長さは小柄ではあるが、縮長37cmのコンパクトなトラベル三脚でそこまで高く伸ばせるのは、なかなか優秀だと思う。

TK118の付属品
TK118の付属品

三脚とケース、それ以外にも付属品でキャリングバッグ、延長チューブ、スペアスクリュー、レンチ×2、多機能ウエストバッグ、説明書が同封されていた。説明書は日本語表記もされており、使い方なども分かりやすく記されていた。

とにかく軽量コンパクトに特化した三脚

アルミ全高140cmの高さで1.3㎏で持ち運びができることがまず嬉しい。縮長37cmというコンパクトさが、実際の重さ以上に軽くしてくれる。カメラリュックなどでよく見る三脚ホルダーを使わなくても、リュックにスッポリ収まる大きさが本当に嬉しい。

恋人や友人と旅行に行く時にガッチリとした装備で行くのも少し気が引けていた。これくらいのサイズでリュックに忍ばせて持ち運べるのは気持ち的にもスッキリする。

22Lのリュックにも余裕ですっぽり入る
22Lのリュックにも余裕ですっぽり入る
400mlのペットボトルの半分の大きさ
400mlのペットボトルの半分の大きさ

またアルミという事もあり、カーボンに比べて頑丈で長く使える。多少荒く扱っても凌げる耐久性もある為、登山での使用にも向いてると思う。ただし、長時間露光を要する星空撮影や超望遠ズームを必要とする野鳥撮影など、ガチガチな撮影をするにはやはりスペック不足。

最高140cmまで伸びる
耐久力はあるので登山でもおすすめ

ユーザーには嬉しいアルカスイス互換の自由雲台

実はアルカスイスを使うのは今回が初めて。今までは三脚にカメラをクルクル回して取り付けていて、それがものすごくストレスだったのだが、今ではプレートを置くだけで固定できる。カメラをクルクル回す手間が解消されたのが非常に嬉しい。これで億劫になっていた三脚を使う撮影も、気構えずに楽しめるようになった。

このアルカスイスプレートをカメラにつけて
このアルカスイスプレートをカメラにつけて
くぼみにはめて
くぼみにはめて
横についてるレバーを回せば固定できる
横についてるレバーを回せば固定できる

また今まで3way雲台(3本のレバーを使って調節する雲台)を使っていたのだが、自由雲台が楽で楽で…個人的にはミリ単位で調節しなければいけない撮影でなければ、自由雲台で十分だと思う。

ボールジョイントなので上下左右簡単に動かせる
ボールジョイントなので上下左右簡単に動かせる
横に倒し90°の状態でも撮影できる
横に倒し90°の状態でも撮影できる

アルカスイス互換に自由雲台と、以前の三脚に比べると比較にならないくらいの機動性が向上した所為もあり、今までなんて使いづらい三脚を使っていたんどろうと、嬉しいを通り越して少し悲しくなった(笑)

カラーもブラックとブロンズでなかなか渋いデザイン
カラーもブラックとブロンズでなかなか渋いデザイン

コスパ抜群の機能性

金額は5000円とお手頃な価格もさることながら機能も豊富だ。組み替えるのは少し面倒だが、高さ20cmからのローアングル撮影もできる。販売元で組み替え方が載っているので、気になる方は確認してほしい。面倒だが組み替え自体はとても簡単。

高さ20cmからの撮影はどう写るのだろうか
高さ20cmからの撮影はどう写るのだろうか
ちょうど猫目線くらいだろうか
ちょうど猫目線くらいだろうか

脚のロックはレバーロック式になっている。ロックとフリーの状態がひと目で見分けられるし、使い方も単純なので扱いやすい。そんなに硬くもないので指先が凍える寒冷地などでも安心して使えそう。

レバーロック式を採用
レバーロック式を採用

もちろん水準器も付いている。今はカメラ内電子水準器が搭載されている物が多いが、一昔前の一眼レフやフィルムカメラには搭載されていないので、やはり有るのと無いのでは安心感が違う。

便利なご時世になてっも信頼は厚い
便利なご時世になてっも信頼は厚い

またこの三脚にはスポンジグリップも付いている。

熱伝導に敏感なアルミ性
熱伝導に敏感なアルミ性

アルミ性の三脚は夏になると熱くなるし冬になると持つのが嫌になるくらい冷たくなる。この価格だと大体の三脚にスポンジグリップは付いてないイメージだが、1箇所だけでも付けてくれているところに「TYCKA」のサービス精神を感じる。三脚本体も1.32kgと軽い為、風が強い時は重量をかさ増しで稼げるようにカウンターウエイトフックも付いている。

リュックなどをぶら下げて重さを稼ぐ
リュックなどをぶら下げて重さを稼ぐ

カメラを初めて2年目くらいの時に、風吹き荒れる富士山5号目から夜景を撮ろうとカメラをセットした時に、三脚が倒れてレンズを割った苦い経験がある。いくら三脚にセットされているからとは言え、強風だと本当に簡単に倒れる。

ウエイトフックがない三脚もザラにあるのでこれも有り難い。そして、なかなか使い慣れないのが三脚角度調整ボタン。

三脚角度調整ボタン
三脚角度調整ボタン

ここのボタンで三脚の脚の角度を調節するのだが、あまり触れたことのない仕組みなので慣れるまで少し時間がかかりそう。ストレスを感じるとまでは言わないが、調節する時が若干硬い。使っていくうちに馴染んで使いやすくなるかもしれないが、もう少しソフトに調節できるようにして欲しかったのが正直なところ。

まとめ

リュックにすっぽり入る大きさで且つ苦にならない重量。雲台もとても使いやすく素早いセティングも可能。スポンジグリップなどの細かい気遣い。耐荷重は10kgらしいが、とりあえず4kgのカメラは問題なく使えた。今までは旅行に三脚を持っていくのが億劫だったが、そんな不安も一蹴してくれる。今後の旅行において、今では『TYCKA TK118』は必須アイテムだ。

夜景も問題なく撮影できた
夜景も問題なく撮影できた
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