今回紹介するのはワイヤレス機器やLEDライトなどを手掛ける家電メーカーのTaoTronics(タオトロニクス)のBluetooth トランスミッターレシーバー。
最近発売したPS4ソフトのファイナルファンタジーⅦリメイクを購入し、気合が入りすぎてしまった所為か、テレビからワイヤレスイヤホンに音を飛ばし、外部の音を遮断して自分だけの空間で楽しみたく、Bluetooth トランスミッターを購入した。
音声の遅延などが心配だったが、意外と気にならず、使いやすかった為、使用方法や実際使ってどうだったかをレビューしていく。
テレビゲームや映画の音声をワイヤレスで楽しみたい
昔のステレオやラジオをワイヤレスで楽しみたい
ワイヤレスイヤホン2台を同時接続して、音楽や音声を共有したい
Bluetooth トランスミッターとは
Bluetooth トランスミッターとは、Bluetooth(ワイヤレス通信)非対応のテレビやラジオをBluetooth化させる機能のこと。
用途としては
- Bluetooth非対応のテレビ音声をワイヤレスイヤホンで聴く
- Bluetooth非対応のステレオやラジオをワイヤレススピーカーで流したい
Bluetooth レシーバーとは
Bluetooth レシーバーとは、Bluetooth(ワイヤレス通信)非対応の有線イヤホンやスピーカーをBluetooth化させる機能のこと。
用途としては
- Bluetooth非対応の有線イヤホンをワイヤレスイヤホンとして使う
- Bluetooth非対応のスピーカーをワイヤレススピーカーとして使う
TaoTronicsのBluetooth トランスミッターレシーバー
前置きの話が長くなってしまったが、ここから本製品の本題に入っていく。TaoTronics Bluetooth トランスミッターレシーバーのスペックを簡単にまとめる。
メーカー | TaoTronics |
---|---|
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | TXモード:sbc・aptX・aptX LL RXモード:sbc |
送信機 | 2台同時接続(イヤホン2台など) |
再生時間 | フル充電:約24時間連続稼働 |
接続範囲 | TXモード:約15m RXモード約10m |
2020年4月現在、Bluetooth規格はBluetooth5.0が実用的な面では最新の規格となっている。前回のBluetooth4.2から「通信範囲」は4倍拡大し、「通信速度」は2倍早くなった。
対応コーデックは低遅延のaptx-LLを採用。ゲームや映画などでBluetoothでワイヤレスイヤホンに音声を送る場合は、映像と音声にどうしても僅かな「ズレ」が生じてしまうのだが、aptx-LLの場合の映像と音声の「ズレ」はほぼ認知できない。映像と音声がピッタリ合うのでストレスなくワイヤレスでの空間を楽しむ事ができる。
そして送信機は2台同時に使う事ができる。例えば「恋人と映画を見る時に、各々のワイヤレスイヤホンに音声を流す事が出来る」や「ワイヤレススピーカー2台から音楽を流せる」などできる機能もあるので、使い方は大きく広がる。
再生時間もフル充電で24時間連続稼働する事ができるので、小まめに充電する必要もなくなった。また充電ケーブルはUSB Type-Cの為、高速充電することができる。
付属品一覧
- 光デジタルケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 3.5mm(メス)—RCA(オス)変換ケーブル
- Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書(日本語表記)
大体必要な変換ケーブルは揃っているのだが、肝心のACアダプターが無いので、購入するか自宅の物を使う必要がある。
側面には起動ボタンとTX/RXの切り替えスイッチがある
TX | トランスミッターモード(テレビやステレオと接続して使う) |
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RX | レシーバーモード(有線イヤホンやスピーカーと接続して使う) |
AUX | 3.5mmオーディオケーブルを接続する |
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SPDIF IN | 光デジタルケーブルを接続する |
SPDIF OUT | 光デジタルケーブルを接続する |
DC5V | Type-C充電ケーブルを接続する |
充電すると裏側のLEDが点灯する。充電が終われば点灯が消える。また裏側はゴム素材で滑りにくくなっている為、置く場所にも困らない。
iPhoneⅩと比べてもこの大きさ。素材はプラスチックで本体も軽い。良い意味で存在感も無いので、テレビや映画の鑑賞中にも気にならない。
使い方
トランスミッターモードの使い方
- TXモードにスイッチを切り替え、デバイス(テレビなど)に「SPDIF IN」か「AUX」を接続する
- 電源ボタンを3秒程押してONにし、自動的にペアリングモードになる。ペアリング中はLEDが点滅する
- トランスミッターをペアリング中にしてから、イヤホンやスピーカーをペアリングモードにする
- 接続完了になるとLEDは点灯する
「SPDIF IN」の方が「AUX」より音質が良いです。
レシーバーモードの使い方
- RXモードにスイッチを切り替え、デバイス(スピーカーなど)に「AUX」を接続する
- 電源ボタンを3秒程押してONにし、自動ペアリングモードになる。ペアリング中はLEDが点滅する
- レシーバーをペアリング中にしてから、Bluetoothを飛ばすデバイス(スマホなど)をペアリングモードにする
- スマホのBluetoothに【TaoTronicsTT-BA09 Pro】と表示されるので、選択すると接続完了となりLEDは点灯する
TaoTronicsTT-BA09 Proは、LED点灯で接続しているコーデックがどれに対応しているか一目で分かる。
sbc | 標準 |
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APTX | 高音質 |
LL | 高音質・低遅延 |
まとめ
色々なデバイスに接続して、どこでも音楽を流せるような環境を整えてくれるトランスミッターレシーバー。ゆくゆくはキッチンなどにスピーカーを置いて、RXモード接続で活用したりできればと思う。
また夜大きな音を出せないキャンプ場などでも、タブレット端末を持って行って、TXモードでワイヤレスイヤホン2台接続して映画など楽しめたらと思っている。コンパクトで長時間連続稼働できるので、用途別でも色んな使い方ができそうだ。
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