暖かい季節になってきたので、少しずつアウトドア関連の記事を書いていこうと思います。
今回紹介するのは、僕が愛用しているスノーピーク(snow peak)のチタンシングルマグ。実際に使ってどうだったかレビューしていきます。

スノーピーク(snow peak)とは
スノーピークは新潟県三条市に本社を置くアウトドア用品メーカー。製造販売だけでなく、自社でキャンプ場も運営もしており、今となっては当たり前のように耳にする「オートキャンプ」を生み出したのもスノーピーク。
また最大の魅力は完全国内生産という点。Made in JAPANはやはり安心できるし、生産者が「自らもユーザー」という概念で製品開発している為、当然良い物が生まれるし、世界でも認められる品質を誇っています。品質もさながらデザインも非常に評価されており、毎年複数製品「グッドデザイン賞」に選出。

チタンシングルマグシリーズ
まず最初に手にすると言っても過言ではない程の人気ぶりを誇るのがチタンシングルマグシリーズ。シンプルなデザインが人気で、機能性も十分で使いやすいことから、Amazonのアウトドア用マグカップのカテゴリーでは長い間、ベストセラー1位に選ばれ続けている。

チタンの特徴
- 軽量
- 錆びにくい(頑丈)
- 熱伝導率が悪い
- 値段が高額
チタンシングルマグには450・300・220mlの3種類の大きさで分かれている。個人的には450の大きさが普段家庭で使うマグカップの大きさ程度だと思っている。
容量(ml) | サイズ |
---|---|
450 | φ86.2×91.5mm 70g |
300 | φ76.2×82mm 50g |
220 | φ67.2×79mm 45g |
上の表を見ても分かるように、素材はチタンで作られているのでとても軽い。また頑丈に作られているので、ひび割れなどもしない。アウトドアに非常に適した素材だと思う。
もし使い分けるとしたら、450はキャンプでスープなどを入れるには丁度良い大きさ。300は軽量コンパクトなので登山に持っていくのに適していると思うし、ちょっとした時に珈琲を淹れるのであれば300の大きさが丁度良いと思う。個人的には220は小さ過ぎるのでお子様向けに作られた物と認識している(違ったらすみません)。
コンパクト且つ安全に使用できる
またマグの持ち手が折りたためる為、かさばらないので持ち運びに最適。

持ち手を折りたためば450の中に350のマグが入り、350の中には220のマグがすっぽり入る構造となっている為、複数マグを持っていく場合は一つにまとめて収納できる。マトリョーシカ的なね。

みっちり加工されていますが、持ち手の折りたたみはスムーズにできる。ガタつかずしっかり固定されているので意外と持ちやすい。
全体の素材がチタンで作られている為、熱伝導が悪い。熱々の物をマグに入れても持ち手や表面は熱くならない為、火傷しずらいので安心して使えるのも大きなポイント。
チタンシングルマグとチタンダブルマグの違い
今回はチタンシングルマグを紹介していますが、似た製品でチタンダブルマグという製品もある。シングルの場合はチタンが1枚で構成されており、ダブルの場合はチタン2枚で構成されているので、チタンとチタンの間に熱や冷気が残る為、保冷・保温効果が優れている。
見た目はほぼ一緒ですが、使い方も変わってくるのでザックリ一覧にまとめた。
チタンシングルマグ | チタンダブルマグ | |
特徴 | 直火可・保冷/保温は普通 | 直火不可・保冷/保温は優れている |
金額 | 普通のマグよりやや高額 | チタンシングルマグの2倍 |
一応、一般的にはチタンダブルマグの方が保冷・保温効果が高い為、グレードが高い位置付けにありますが、チタンシングルマグの特徴としては直火で使えるという事。
ケトルやコッヘルを使わずとも、このマグをバーナーに置いて直接温める事ができる(ただし、いくら熱伝導が低いと言えど、マグを直接熱すると表面は熱くなる為、タオルなどで掴む方が安全)。
登山などで、お湯を沸かしてスープ物だけを飲みたいのであればこれだけで十分。無駄な荷物を省けるのがチタンシングルマグならではの有り難い特性という訳なんですね〜。

このマグの残念な点も伝えておきたい。材質上仕方のない事だったりするのだけれども、洗った際に水分が残っていると写真上のように水跡が汚れとして残ってしまう。
使用するには問題ないのですが、気になる人は水分をしっかり拭き取る事をおすすめします。また保冷・保温効果ついては、特別高い訳ではないので、心配な方はチタンダブルマグを選ぶことをオススメします。
まとめ
僕の場合は登山やキャンプで使いたく以前購入しました。雪山での冬キャンプなどの厳しい環境で使用しないのであれば、シングルチタンマグの保冷・保温効果で十分。
また登山ではなるべく荷物を減らしたいという事から、直火で使えるチタンシングルマグを選んだのも理由の一つです。とりあえずアウトドア全般で使いたいという方にはチタンシングルマグから購入することをオススメします。

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