河津桜発祥の地。桜咲き誇る河津町の河津桜まつりに行ってみた。

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まだ2月中旬にも関わらず、吹き荒れる春一番。今年は暖冬とニュースで騒がれているが、年間を通してここまで暖かい1年も珍しい。

そんな所為か、ただでさえ河津桜は早咲き桜であるのに、今年は更に早咲きだ。そんな事に今更気付き、慌てふためいて撮影してきた。今回は『河津桜まつり』に実際に行ってみてどうだったかをレビューしていく。

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河津町とは

河津町とは、静岡県伊豆半島の南端、賀茂郡に属する町である。河津桜発祥の地で全国的にも有名で、花見シーズンは必ず紹介される。もちろん外国人観光客からも人気のスポットである。

また伊豆全体が有名な温泉地で、河津町もまた然り。温泉公園などもある。温泉だけでなく、農業も盛んな町で比較的に落ち着ける雰囲気の町並み。

河津町の町並み
河津町の町並み
河津町の町並み2
名物、大噴湯の煙

余談だが、三島市方面に向かう道中に、『河津七滝ループ橋の夜桜』という円を描いたループ橋が河津町内にあるのだが、そこの桜のライトアップが有名な為、一緒に訪れる事をお勧めしたい。

またフランス・パリを再現した『河津バガテル公園』、七つの滝を巡る『河津七滝』、樹齢130年を超える大自然を満喫できる『宗太郎杉並木』などがある。

河津町はどうしても河津桜にスポットが当たってしまうが、他にも見どころ撮りどころ満載な町なのである。

河津桜とは

上記で説明した通り、河津町発祥の桜。見た目は他の種類の桜と比べると、ピンク色が強い。例年だと2月上旬から咲き始め、3月上旬に見頃となる。ソメイヨシノなどは咲き始めてから散るまでが早い印象だが、河津桜の場合は1ヶ月かけて咲く為、長い期間花見を楽しむ事ができる。

河津桜
ピンク色の河津桜

実際のところ、色が濃い桜の為、満開でなくとも、6〜8分咲きでも十分絵になる。人によっては7・8分咲きくらいが一番綺麗という人もいる(何故かは分からない)。また桜といえば雨風に弱く、強風吹けば散ってしまうイメージだが、河津桜は散りづらい為1ヶ月という長い期間花見を楽しむ事ができる。

河津桜まつりとは

『河津桜まつり』とは、河津町で桜の花見シーズンに行われる祭り。毎年2/10〜3/10に開催され、屋台なども数多く出店している。まつり開催期間夜間18〜21時の間はライトアップもされる。また河津町は温泉地という事もあり、駐車場の近くには足湯がある。一番寒い時季の為、これは有り難い。

河津桜まつりの足湯
さくらの足湯処
河津桜の足湯
これは温まる

足湯を過ぎるとすぐに川沿いに出る。午前9時頃に到着したが、この時点でかなりの人が居た。午前11時頃には駐車場も満車になり、出待ち状態になっていた。

河津桜まつりの様子1
川沿いを歩いて行く
河津桜まつりの様子2
やはり桜は美しい

川沿いを歩いて行くと、すぐに桜のトンネルが現れる。菜の花もしっかり咲いており、映えスポットということで、立ち止まっている人や撮影している人が多く見受けられた。毎年思う事だが、桜のトンネルを潜るのはやはり気分が良い。
河津桜まつりの様子3

河津桜まつりの様子4
心躍る桜のトンネル

桜のトンネルを過ぎれば、そこには屋台が立ち並んでいた。ベンチも併設されており、花見をしながらのんびり過ごす。まさに贅沢の極みである。

河津桜まつりの様子5
立ち並ぶ屋台
河津桜まつりの様子6
花見をしながらベンチでのんびり

桜餅やたい焼き、煎餅などが売られていたのだが、ここで是非食べて頂きたい物がある。それが『海女せんべい』という煎餅だ。メディアなどにも取り上げられた事があるらしく行列ができていた。

河津桜まつりの様子7
えびせん。ほんのり薄味で食べやすい
河津桜まつりの様子8
とにかく大きい。これで500円
河津桜まつりの様子9
可愛らしい海女せんべいの屋台

味はイカ・エビ・サザエ・桜味の4種類。とにかくその大きさに驚きだが、味は薄味で食べやすく、ムシャムシャ食べられる。均一500円とのこと。色んなイベントで売り出しているみたいなので、もし見かけたれ御賞味あれ!屋台通りを抜けると、『荒倉橋』という橋がある。ここも人気の撮影スポットで多くのカメラマンが撮影していた。

河津桜まつりの様子10
荒倉橋から撮影するカメラマン
河津桜まつりの様子11
遠くまで見渡せる

荒倉橋を渡らずに直進すると屋台市場があった為そこで昼食。この寒い時季に食べる五平餅とモツ煮に身体温められ、格別に美味しかったです。

河津桜まつりの様子12
賑わう屋台市場

お腹も膨れ、あとはのんびり撮影しながら散策。屋台市場を後にし、また川沿いに進んでいく。

河津桜まつりの様子13
来宮橋の上で

次に現れるは『来宮橋』。赤い橋がトレードマークのこのは、桜との相性も抜群で、風景写真が好きな人は唸るスポットではないだろうか。

河津桜まつりの様子14
来宮橋の全容

橋を渡りたい気持ちを抑えて、また直進する。
河津桜まつりの様子15

河津桜まつりの様子16
美しい景色を横目に進んで行く

3つ目の橋『かわずいでゆ橋』があり、その橋を渡りグルっと周って戻ってくる。行きと向側の帰り道の風景もまた違う表情を見せる。
河津桜まつりの様子18
河津桜まつりの様子19

河津桜まつりの様子20
河津桜まつりの様子21

よく桜の儚さと人生の儚さを比喩する表現があるが、何となくだが分かる気がする。深い事は言えないが、そこに各々のストーリーを感じる。
河津桜まつりの様子22

河津桜まつりの様子23
古い物があちこちに見受けられる。たまらない。

帰り道は比較的に人も少ない。作品撮りなどをするのであれば、帰り道側の歩道をお勧めしたい。
河津桜まつりの様子24河津桜まつりの様子25

河津桜まつりの様子26

まとめ

グル〜っと川を挟み大きく1周して散策は終了。今回は撮影しながらでしたので、戻って来るのに5時間くらいかかってしまったが、スムーズに進めば1時間半くらいで戻ってこれるような距離感だと思う。
河津町の河津桜は『日本一早く咲く桜』としても有名。菜の花にも彩られ何処よりも一足早く春を感じられる、そんな素敵な町だった。

とにかく渋滞が酷いです。駐車場も満車になるので、なるべく朝早く来ることをお勧めします。トイレなどは仮設トイレがありますし、コンビニもあるのでご安心を!

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