日中も暖かくなってきてようやく冬の終わりを感じている今日この頃。今年の街中の風景も桜や菜の花でだいぶ春色に色付いてきた。
夕方にニュースを見れば桜の開花予想ばかり流れているのだけれど、ソメイヨシノまではもう少しと言ったところ。河津桜も終わりを迎えてしまうこの時期に咲く「春めき桜」はご存知だろうか。
今日は神奈川県西部の桜の穴場スポットである南足柄市狩川沿いに咲く「春めき桜」を紹介していこうと思う。
桜の穴場スポット!南足柄市の狩川沿いに咲く「春めき桜」とは
皆さんは神奈川県の南足柄市をご存知だろうか。そう、金太郎で「世界的に(小声)」有名なあの南足柄のことだ!場所は小田急線の終電で認知されがちな小田原市の隣の市にあたる。
そんな南足柄の地にソメイヨシノよりも一足先に咲く桜のことを「春めき桜(足柄桜)」と呼ぶ。合計171本もの春めき桜の桜並木が狩川両岸を彩る。
「春めき桜」の見頃シーズン
「春めき桜」は3月中旬が見頃となる。この3月中旬という時期が絶妙なタイミングで、2月に満開となる河津桜はもう終わってしまっているし、4月に満開となるソメイヨシノはまだ蕾のまま。
そんな有名な桜が咲いていないタイミングを狙うかのように「春めき桜」は咲くので、桜リレー繋ぐかのようなタイミングが撮影者の我々にとっても非常に嬉しい。
そんな意味から個人的には最も空気の読める桜だと思っている(笑)また「春めき桜」の見頃シーズンでは「春木径・幸せ道」桜まつりが開催さる。
南足柄の「春めき桜」までのアクセスや駐車場
満開となる3月中旬に桜祭りが開催し、それに伴って本来グラウンドとして使われている「富士フイルム辻下グランド」が臨時無料駐車場として開放される。MAPは最下部を参照してほしい。
住所 | 神奈川県南足柄市中沼 |
アクセス | 車:東名「大井松田IC」より約15分 電車:伊豆箱根鉄道大雄山線「富士フイルム前」より徒歩で約5分 |
営業時間 | 桜スポットは24時間開放(臨時駐車場は9~16時まで) |
見頃シーズン | 3月中旬 |
駐車場 | 富士フイルム辻下グランド(最下部のMAPを参照) タイムズ南足柄中沼 |
駐車場は広く12時の時点でもまだ余裕があったので、臨時駐車場に停められるかの心配は大丈夫だと思う。また桜まつり期間中はキッチンカーもある。椅子や机はないので、狩川沿いにあるベンチなどを使うと良いかもしれない。
「春めき桜」の特徴
「春めき桜」はカンヒザクラとシナミザクラも交雑種とされており、色は河津桜よりも薄くソメイヨシノよりも濃いのが特徴。
神奈川県南足柄市の固有の桜で2000年3月に品種登録されたばかりの比較的に新しい桜。花言葉は「精神的美しさ」「優れた美人」らしい。
固有の桜らしいのだけど、現在では大井町や秦野市でも見ることができ、県外だと千葉県や熊本県などの全国の色んな場所に植えられているらしい。
背の低いからこそ映える「春めき桜」
「春めき桜」が何故映えるのか。いい歳したオッサンが映えとか言うのもアレなのだけれど「春めき桜」は背が低いので被写体と同じ目線で撮影することができる。
河津桜やソメイヨシノは背が高いので見上げるイメージだけれど、有名な桜と比較しても「春めき桜」は木の背が低いので、更に近く桜を眺めることができる。
そんな理由から撮影には向いているので「春めき桜」は映えると言えちゃうんですよね〜。家族でも良し!カップルでも良し!友達ともでも良し!
青春を感じるエモいの代表格である桜で、映え写真を撮ってみてはいかがでしょうか!
狩川沿いの遊歩道「春木径・幸せ道」を散歩しながら「春めき桜」を楽しむ
狩川の両岸には遊歩道があり、富士フイルム工場側が「春木径(はるきみち)」川を挟んだ反対側の遊歩道を「幸せ道」と呼ぶらしい。
実は南足柄市周辺には早咲きの桜が多い!
神奈川県であまり目立つような土地ではないかもしれないけれど、南足柄市は早咲きの桜が咲き誇る町で、3月に入ると町のあちこちで春めき桜が色づき始める。
今回紹介している「狩川沿いの桜並木」もそうだけれど、その他にも「一の堰ハラネ」や「ふくざわ公園」も早咲きである「春めき桜」が咲き誇る。
また隣町の松田町の「西平畑公園」が有名で2月になると河津桜が山の斜面を春色で埋め尽くすなど、早咲き桜の町でもある。春になったら(春でなくても)南足柄市をチェックしてみると一足早く春を感じられること間違いなし!
まとめ
今回は南足柄市の狩川沿いに咲く「春めき桜」を紹介してみた。ちょうど桜がお休みのタイミングに咲いてくれるので写真を撮る身としては非常にありがたい。
南足柄市には他にも色んな春めき桜スポットがあるので、また別の記事で紹介しようと思う。
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