八ヶ岳の大自然を人の手で紡ぐ『Flowers for Lena(フラワーズ・フォー・レナ)』

昔のFlowers for Lenaの姿

前回に引き続き北杜市の旅もいよいよ大詰め、今回の舞台も大泉町なのだが、どうしても記事にしたい、そんな素敵なお店に出会った。それが『Flowers for Lena(フラワーズ・フォー・レナ)』だ。

こちらは花屋で昨今流行しているドライフラワーなども手掛けているらしく、今ではインテリアだけでなく、ポートレート写真のアイテムとしても人気なので是非チェックしていきたい。

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Flowers for Lenaとは?

Flowers for Lenaの外観
Flowers for Lenaの外観
住所409-1501山梨県北杜市大泉町西井出8240-1069
営業時間10:00-17:00 / 不定休
駐車場3~4台

Flowers for Lenaとは北杜市大泉町にある花屋で、春夏には生花を、秋冬にはドライフラワーを中心に販売している。と言っても春夏にも少数であるがドライフラワーの販売している為、年間を通して購入することができる。

また直売だけでなく都内の雑貨屋などでも販売している。店内にはカフェもあり、開放感のある空間で木の温もりを感じながらゆっくりすることもできる。

また敷地内には改装された趣のある牛舎がある。

昔のFlowers for Lenaの姿
趣のある年季の入った牛舎

現在は1枚目の写真が売店となっているが、実は数年前まではこちらを売店としていたそうだ。オーナー曰く、「今はこの建物は使っていませんが、また何か使い道を考えたい」と仰っていました。

また活用した時にどんな表情の建物になるか非常に気になる…この素敵すぎる佇まい。夏には深緑と、秋には紅葉と。色んなロケーションで見てみたい、そんな思いにさせられる魅了溢れる建物だ。

居眠り中のワンコ
牛舎の隣で気持ちよさそうにお昼寝するワンちゃん

(↑写真上)のワンちゃんを見ての通り、とても和やか空間だということがわかる。八ヶ岳の自然とFlowers for Lenaの外観が見事に相まって非常に癒される。

八ヶ岳の大自然で一から作りだすオーナーのこだわり

Flowers for Lenaで栽培される花は化学肥料を一切使わずに、農薬も最小限に抑えられ、種まきから栽培、収穫、出荷されている。ビニールハウスなども使用せずに露地栽培で育てているそうだ。地域の寒暖差を利用した栽培方法らしく、ここで育てられる花は、まさに八ヶ岳の自然の恵みも栄養の一部なのである。

元々オーナーも他県でお店を出していたが、数十年前にここの地へ移店してきたらしい。出店から育成までオーナーのこだわりを感じることができた。

Flowers for Lenaの店内の様子
一本一本丁寧に作られるドライフラワー
Flowers for Lenaの店内の様子
木の温もりを感じる店内

まず驚いたのは、店内に入ると広い作業場があった。僕の知る関東のドライフラワー専門店では、バックヤードにこのような作業場があるか、または卸した物をそのまま商品として販売するというお店が多かった。

なのでどのようにしてドライフラワーが作られるのかをなかなか見る機会もなかった為、このように作業場をゆっくり見ることができるのは新鮮だし、買い手としても非常に嬉しい。

Flowers for Lenaの乾燥室
生花をドライフラワーにする為の乾燥室

オーナーのお話を聞いてると、粋なオーナーの計らいで乾燥室の中も見せていただいた。冒頭にも説明した通り、春夏は主に生花を販売している。その生花をこの乾燥室で乾燥させてから秋冬は主にドライフラワーを販売している(少数であるが春夏も販売している)。

ここで生成されるドライフラワーの種類も豊富で、時季にもよるが、多い時で40前後もの種類を生成しているから驚きだ。やはり温湿度は絶対的に重要で、詳しくは言えないが適正な温湿度の数値を保つ為の工夫なども施されており、強く感銘を受けた。

普段何気なく雑貨屋などでドライフラワーを手にするが、このような職人の見えない工夫や手法を知るとまた購入する時の買い手の意識も良い意味で変わるのではないだろうか。そういう意味でも今回は非常に貴重な体験をさせていただいた。

ドライフラワー売り場
ドライフラワーで一面埋め尽くされてる天井

お店の2階に上がるとカフェがあり、その奥にドライフラワー売り場があった。春夏でもここのコーナーで少数であるがドライフラワーを販売している。

画像では見切れてしまっているが、左右の壁伝いにも数多くのドライフラワーが販売されていた。値段も安価で、花束の価格はおおよそ都内の半額ほどの価格で購入することができる。

また花だけではなく、山梨県の職人さんが手掛けた竹カゴや海外の職人さんが編んで作る、その国伝統のカゴなど、どれも花によく似合うカゴが数多く販売されている。

北杜市の風景
哀愁漂う北杜市の風景

たまにカゴ作りのイベントなども行っており、お土産などにはピッタリだろう。

リピーターのお客さんも多いらしく、皆オーナーと親しそうに会話を楽しんでいた。本当に気さくな方で、僕も色々為になるお話を聞かせていただいた。そんな素敵なオーナーがいることがFlowers for Lenaの一番の魅力なのかもしれない。また来年、北杜市に行った際に是非訪れたいお店である。

まとめ

とにかくお花の価格がお財布にとても優しいお店だった。そして八ヶ岳の大自然の中に溶け込むようなおしゃれなお店の外観にワクワクが止まらなかった。また海外の職人さんのアイテムなど、Flowers for Lenaでしか購入できないモノある為、是非近くまで行く機会があれば訪れて欲しいお店でした。今回カフェには寄れなかったので、次回ゆっくり訪れたいと思います。

今回の北杜市の旅はあえて清里高原の観光地以外のポイントにスポットを当ててみたが、やはり見どころが多すぎて、まだまだ伝えられていない魅力があると思うので、また来年新しくスポットを開拓しようと思う。
毎回訪れる度に新しい魅了を届けてくれる北杜市はやはり素敵な町だ。

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