ゆらめく炎に癒される。コールマンのルミエールランタン レビュー

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僕にとってキャンプとは自然と触れ合い、日常生活とは離れた時間を過ごす事。大自然の中で「非日常」の時間を送る事を醍醐味としている。

大自然の中でテントを広げて眠れば、それは普段の生活からはかけ離れているのだが、少しでも「非日常」を堪能する為には、雰囲気作りなども必要となってくる。

今回はそんな「非日常」の雰囲気を後押ししてくれる癒しのギア、Coleman(コールマン)のLPガスランタン『ルミエールランタン』のレビューをしていく。

メーカーColeman(コールマン)
サイズ約直径7.3×6×18.3(h)cm
重量210g
使用燃料LPガス(別売り)
燃焼時間28~38時間(230g缶使用時)
素材アルミ、スチール、プラスチック、耐熱ガラス
Contents

北欧を連想させる美しいデザインのルミエールランタン

キャンドルランタン風にデザインされたルミエールランタンはどこか北欧の雰囲気を感じる。2011年にはグッドデザイン賞を受賞した事もあり、業界からも高く評価されている。

プラスチックの専用付属ケース
プラスチックの専用付属ケース

ホヤの部分はガラスで作られており、割れる危険性があることから、このような専用のプラスチックケースが付属されている。

ケース御開帳
ケース御開帳

色合いと薄く滑らかな曲線が非常に美しい。その反面、取り扱いには気を遣う。ケースに入っていても強い衝撃が加われば割れかねないし、落としたら完全にアウト。しかし万が一ホヤを割ってしまった場合、ホヤ部分だけ別売で販売しており、誰でも簡単に取り替える事ができる。

今回使うのは230gのLPガス缶
今回使うのは230gのLPガス缶

普段はイワタニ・プリムスのバーナーを使用している為、今回はこの黄色いガス缶を使うが、メーカーは自社メーカーのガスを推奨している。本来ならコールマンのLPガスを使用することが望ましい。

大体のOD缶(LPガス缶)は形状が同じな為、メーカーが異なっても使用できるが、キャプテンスタッグ などのOD缶は見た目こそは似ているモノの、接続部にパッキンが付いており僅かに形状が異なる。闇雲に調べず、「中身は同じだし似ているモノで代用しよう」という考えは事故の元ということだ。

OD缶の蓋を外し、クルクル回して接続
OD缶の蓋を外し、クルクル回して接続
OD缶にはめ込む
OD缶にはめ込む
OD缶カバーを取り付ける
OD缶カバーを取り着ける

個人的にはOD缶剥き出しのデザインも嫌いではないが、冒頭でも伝えた通り「非日常」な雰囲気を演出したくカバーを着けている。カバーにも様々なデザインがあり、レザーや木工品のモノまである。

元々はテンマクデザインのカバーを購入しようとキャンプ用品店へ向かったが、品切れだった為、渋々このカバーを購入。タイミングを見て再度購入する予定。


ホヤの滑らかな曲線が美しい

ホヤの滑らかな曲線が美しい
ホヤの滑らかな曲線が美しい

使い方と手順

使い方は簡単だがいくつか注意点もある。

  1. ランタンとOD缶を接続する
  2. 炎調節レバーが左にある事を確認
  3. 器具栓つまみ(+/−が記されたつまみ)がマイナス側に閉まっているか確認
  4. 器具栓つまみを少しだけプラス側に回しガスを出す
  5. 炎調節レバーの隙間から点火する
  6. 点火したら炎調節レバーで光量を調節
  7. 片付ける時は炎調節レバーを左端にする
  8. 器具栓つまみをマイナス側に回すとガスが閉じ消火する(ホヤはまだ熱いので10分程放置)

特に注意すべき点は②③④⑧のガス関連。

ガス量を調節する器具栓つまみ
ガス量を調節する器具栓つまみ

点火する前に必ずマイナス側に閉まっているか確認してから使用する。脅す訳ではないが、プラス側全開で点火なんかしたら爆発する恐れがあるし、寒い場所だとホヤが割れかねない。

ガス噴出口
中央の穴からガスが出る

また器具栓つまみがプラス側に少しでも回っていると、少量ながらガスが漏れてしまっているので、使わない時はマイナス側に閉まっているか必ず確認する。小ぶりでもガス関係には変わりないので細心の注意が必要だ。

炎の揺らめきに癒されて

ルミエールランタンはあくまでも「雰囲気を楽しむモノ」であって、実用的に使うランタンではない。テーブルを照らしたり、読書するには明るさが足りないので、使用する用途を注意してほしい。

ルミエールランタンの最大の魅力は、揺れる火を眺めて楽しむ事。すごく地味に聞こえるかもしれないが、これが堪らなく癒される。火には「1/fゆらぎ」という効果があり、それが脳に癒しの刺激を与えてくれるらしい。

炎調節レバーの隙間から点火する
炎調節レバーの隙間から点火する

ガスを少量だけ出してライターで点火する。後はレバーで炎の大きさを調節することで光量の調節ができる。

光量最小光量最大

炎調節レバーが右寄せなら光量は最小、左寄せにすると光量は最大になる。

実用的な明るさではないと言えど、卓上の上で楽しむ分にはちょうど良い大きさだ。また光量が弱い分、ガスの燃費も良いので、細く長く使う事ができる。焚き火と違い設置や片付けを必要としないので、のんびりと火を見てボ〜っと癒されたい時にはぴったりのギアだ。

余談だがコールマンにはファッションブランドのMonro(モンロ)と手を組んだ「インディゴレーベル」が存在する。要は【Coleman×Monro】のコラボレーションレーベルでデザイン性が高く、端的にいうとオシャレキャンパー向けのレーベルがある。

その「インディゴレーベル」からもルミエールランタンが販売されているので、気になる方はチェックしてほしい。価格はやや高くなるが、デザインはやはりオシャレ。青と白のコールマンはキャンパーの憧れでもある。

まとめ

普段火を見る機会が無いので、自然の中で火を見るだけでも「非日常」を味わえる。何も考えずにボ〜っと火を眺める、そんな時間が結構大事だったりする。キャンプに来たからにはそれらしいコトをしたい、「雰囲気を楽しみたい」というキャンパーにルミエールランタンなら一役買ってくれるだろう。

ロゴも記されている
コールマンのロゴも記されている
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