カメラやレンズを保護してくれるインナーケース(インナーボックス)。実際に僕も幾つか持っていて必ず持ち歩くようにしている。
そんなマストアイテムな訳だけれど、色々種類があって何を選べば良いか分からない。結局どれも一緒なのではないか?などインナーケースの購入に悩んでいる人もいると思う。
今回はそんな人に向けて、何でこれが良いのか?どんなシーンで使いやすいのかを踏まえつつオススメの10種類のインナーケースについて紹介していこうと思う。
どうやってカメラを持ち歩こう…インナーケースはこんな人にオススメ
インナーケースにしようか、カメラリュックにしようか悩んでいる人、特に初心者の人に多いのではないだろうか。インナーケースはこんな人が向いていると思う。
- 初心者でカメラ機材が少ない人
- このロケーションにはこのレンズだな…とカメラ機材に知識を持っている人
- お気に入りのリュックやバッグを持って撮影したい人
初心者の人はまだカメラ機材もそんなに持っていないので、カメラリュックを購入したところで中がスカスカ…みたいになってしまう。
形から入りたいという気持ちも分かるけれど、冷たく言ってしまうと、どこまでカメラにハマるかも分からないタイミングで高価なカメラリュックを買うのであれば、お試しで安価なインナーケースでも良いのではないかという話。
逆に知識を持った人であれば、このロケーションならこのレンズだけで良いかな。みたいにカメラリュックに何本もレンズを仕込んで撮影するのでは無く、2、3本のレンズだけ持っていこうという撮影ができる人であればインナーケースを使っても良いと思う。
またお気に入りのリュックやバッグを持って撮影したい人にもインナーケースは相性抜群。リュックやバッグの中にインナーケースを入れれば、もはやそれはカメラリュックやカメラバッグになるので、そんな人にはオススメだったりする。
厳選!1000種類の中から選んだオススメしたいインナーケース10選
見出しの1000種類っていうのは大袈裟に聞こえるな(実際は1000種類以上あったのだけど)。そんな数多くあるインナーケースだけれど、今回はカメラをしっかりと保護する為にクッション性に優れた構造であるモノと、どんな機材にも対応できるように、ケース内の仕切りは自由に変えられるモノに重点を置いて選んでみた。
そこにコスパやサイズ感などを加味しつつ10個のインナーケースに絞れたので紹介していこうと思う。撮影時にはリュックやバッグの中にしまうことを想定している人は、インナーケースがその中に入るのかどうかサイズをしっかり確認してから購入しましょう!
HAKUBA(ハクバ)サイズが選べてフタが取り外し可能なクッション性抜群なケース
日本最大手のカメラアクセサリーメーカーであるHAKUBAの「カメラバッグインナーソフトボックス」。ワイもカメラを始めた時に購入しているので、自信を持ってオススメできるインナーケースだ。
このケースの最も特徴的なのは、サイズが100~500の5種類のサイズ展開となっているところ。自分が必要だと思うサイズを選べるのは嬉しい。
またケース全体が非常に分厚く、収納するアイテムをしっかりと保護してくれるソフト素材の構造となっているので安心して持ち歩くことができる。
また蓋が取り外せるのも便利で、ショルダーバッグなどの中に入れれば、一度バッグから取り出して蓋を開ける作業がなくなるので素早くレンズの交換などもできる。
200以上のサイズを選ぶと仕切りパッドが付属しており、断然使いやすくなるので、購入するなら200以上のサイズがオススメ。
横 | 高さ | 奥行き | |
内寸法 | 190 | 100 | 90 |
外寸法 | 210 | 120 | 110 |
HAKUBA(ハクバ)ケースと防湿庫の2wayを備えた新しいケース
こちらもHAKUBAのケースの「ドライソフトボックス」だ。中が見えるデザインが真新しく、乾燥剤が収納できるポケット付きの構造となっている。
乾燥剤を入れられるということは、このケース自体が防湿庫の代わりになるということなので、従来のインナーケースからしたら何もかも新しい。
カメラ初心者あるあるなのだけれど、カメラの保管方法に無知な人が多く、出かけた時に使ったリュックやバッグの中に入れっぱなしで、出したらカビが生えていたなんてこともある(ワイも経験済み)。
乾燥剤をとりあえず入れておけば、カメラの保管もできて保護もできる一石二鳥なカメラケースなので、初心者の方にはオススメしたい。
しかし、収納する際にケースの口の部分をクルクル丸めた上でバックルで止めて密閉するので、その手間がネックだったり。乾燥剤は付属しておらず、100均などでも良いので別途購入する必要がある。
横 | 高さ | 奥行き | |
内寸法 | 225 | 110 | 135 |
外寸法 | 230 | 190 | 140 |
HAKUBA(ハクバ)カメラの保護と機動性を両立させたカメラジャケット
こちらもHAKUBAのカメラケースの「ルフトデザイン スリムフィット カメラジャケット」。こういった形のカメラケースは色んなメーカーから出ているけど、最も使いやすいのがこのHAKUBAのケースだと思う。
ケース全体がクッション性のある素材が使われているのでカメラの保護は勿論のこと、使いやすさ、撮影までの動線もスムーズに行えるように設計されている。
このような形のケースは一度カメラをケースから取り出さないといけないのだけれど、落下防止用のストラップホールドが付いており、カメラとケースが一体化し、カメラを取り出す行為を最小限で行えるので、素早く撮影に移ることができる。
留め具もマジックテープなのでバリバリっと簡単に剥がせられるのも素早く撮影に移れるポイントだったりする。また撮影の際に常にケースを首からぶらせげておけるので手を滑らせてカメラを落とす心配も無い。
5mmの厚いクッション性でしっかりと保護しながら、素早い撮影にも対応できる構造となっているので、個人的にはオススメしたいカメラケースだ。
| 横 | 高さ | 奥行き |
内寸法 | 150 | 115 | 150 |
外寸法 | 160 | 125 | 165 |
Etsumi(エツミ)レンズの出し入れが簡単にできるコスパが良いケース
カメラアクセサリーメーカーであるEtsumi(エツミ)のインナーケース「カメラバッグ インナークッションボックス」。シンプルな構造だけれど、これが一番使いやすかったりする。
最初に紹介したHAKUBAのインナーケースも、いざ撮影を初めるとレンズ交換の際にフタが邪魔だったりするので、フタを外して撮影することが多かったのだけれど、その状態がこのエツミのインナーケースなのでシンプルで非常に使いやすい。
勿論、クッション性のある構造となっておりカメラ・レンズの保護は申し分ないし、中には仕切りパッドも付いているので、レイアウトも自由自在に変えることができる。
サイズも3種類あり、自分に必要な大きさを選べるのも嬉しいし、安価に購入することができるので完全にお値段以上のインナーケースだと思う。
| 横 | 高さ | 奥行き |
Sサイズ | 250 | 190 | 75 |
Mサイズ | 240 | 180 | 140 |
Lサイズ | 330 | 200 | 100 |
Koolertron 巾着型で扱いやすいコスパ抜群のカメラケース
Koolertronという謎のメーカー(おそらく中華かな?)のインナーケース「インナーカメラバッグ」。巾着型で簡単に開け閉めできるのが特徴的。
インナーケースはファスナー(チャック)タイプが多いイメージなのだけれど、レンズ交換の際に開け閉めがかなりめんどくさいので、こういった巾着型の方が手軽だったりする。
ケースもクッション性のある素材で仕切りパッドも付属されている割には、安価に購入できるのも魅力的に感じる(ここら辺に中華を感じる笑)
謎のメーカーだけれど、レビューはそこまで悪くないので(完全には信用できないけれど)メーカーの知名度さえ除けばかなり扱いやすいインナーケースになっていると思う。
| 横 | 高さ | 奥行き |
内寸法 | 250 | 150 | 105 |
外寸法 | 270 | 160 | 120 |
JAKAGO コンパクトに折りたためる防水構造のケース
こちらも謎のメーカーであるJAKAGOのインナーケースの「カメラインサートバッグ」。恐らくこのメーカーも中華なんだろうな知らんけど(実態の分からないメーカーを中華と決めがちなのはワイの悪い癖ですわ)。
本当に中華製かは分からないけど、製品自体はしっかり作り込まれていそうで、レビュー自体もそこまで悪くはないので検討しても良いとは思う。
一つ前に紹介したKoolertronのインナーケースとほぼ同じ作りとなっていて、仕切りパッドはこちらの方が1枚少ない分のでレイアウトの自由さでは劣る。
しかし防水仕様となっていて、コンパクトに折りたためる構造になっているので、しっかりと保護できて持ち運びやすくなっているけれど、その分価格もそれなりといったところ。
横 | 高さ | 奥行き |
270 | 140 | 150 |
Selens 5枚の仕切りパッドがついた多機能なケース
中国のカメラメーカーであるSelensのインナーケース「耐衝撃性カスタムパッド付きカメラバッグケース」。NEEWERとかと同じく中華製の格安サードパーティーだけれど、今後少しずつ有名になってくるんじゃないかなと思うメーカー。
そして何よりも今回紹介したインナーケースの中で、僕に最も刺さったインナーケースでもある。サイズ感と収納力と価格のバランスが丁度良い。
5枚の仕切りパッドで自由にレイアウトできるのが最大の魅力なのだけれど、サイズ的にも価格的にも中級者向けなのかなとは思う。
しっかりとしたクッション素材が使われていて安心して沢山のレンズを持ち運ぶことができる。その上、巾着型なのでファスナー型と違ってレンズの出し入れの手間からくるストレスも無くなる。
沢山のレンズを持ち歩き、手間なく扱いたい人にはオススメしたいインナーケースだ。
| 横 | 高さ | 奥行き |
内寸法 | 250 | 120 | 120 |
外寸法 | 265 | 130 | 135 |
NEEWER(ニューワー)大容量で自由自在に収納できる最もコスパの良いケース
中国のカメラメーカーであるNEEWERのインナーケース「カメラパッド入りデジタル一眼レフカメラ専用ケース」。NEEWERはここ数年でサードパーティーメーカーとして定着した信頼のできるメーカーだ。
ワイも普段から愛用させてもらっているケースなのだけれど、ユーザーは中級者以上のインナーケースだと思っている。しかし今回紹介している10選の中で最もコスパは良いとも思う。
7枚の仕切りパッドが付属されている大容量の中型のケースでレイアウトの自由さも今回紹介しているインナーケースの中でもトップクラス。勿論高いクッション性のある素材を使用しているので、安心して使うことができる。
レンズ以外にネガフィルムを入れるのも良し、写ルンですやミニ三脚だって楽々と収納できるほどに大容量で5,000円は破格すぎる値段だ。フィルターもSDカードもとりあえずはこの中にしまっている(笑)
普通だったらカメラリュックなどに入れる量のアイテムだが、このケースに忍ばせてお気に入りのバッグやリュックでお出かけできるのが最高に嬉しいインナーケースだ。
| 横 | 高さ | 奥行き |
内寸法 | 300 | 300 | 170 |
外寸法 | 312 | 323 | 185 |
f-stop(エフ ストップ)プロも使う本格的な大型のカメラケース
プロも使うアメリカ発のカメラメーカーであるf-stopのインナーケース「」。2006年に発足した新しいメーカーだ。
正確に言うとカメラメーカーというよりはもっと幅広く、アウトドアクリエイティブユーザー(山など外で創作する人たち)に向けてできたメーカーらしい。
f-stopのマウンテンシリーズというリュックが数種類展開されているのだけれど、「Large Pro IUC」をマウンテンシリーズのリュックに入れるとピッタリ機能するデザインとなっている。
最も特徴的なのは大容量で、多数の仕切りパッドが付属されているので、今回紹介している10選の中ではレイアウトの自由度は最も高い。
また収納するカメラ機器を保護するバンドも付属しており、メーカーのこだわりを感じる。因みにこのバンドも自由に取り付けが可能。
ケース全体も防水素材が使われており、勿論クッション性のある素材が使用されているので、保護能力としてはトップクラスに信用できるインナーケースとなっている。
横 | 高さ | 奥行き |
292 | 381 | 178 |
Urth(アーコウス)新しい収納構造を採用したオシャレなカメラケース
最後は2014年にオーストラリアで発足したカメラメーカーUrthのインナーケースの「ノーライト ミディアム カメラインサート」。
まだ新しいカメラメーカーだけれど、今までのカメラメーカーには無いシンプルでミニマルなデザインが特徴的で個人的にもかなり気になっているブランドだ。
このインナーケース最も特徴的なのは、カメラケースっぽくない真新しいデザイン、癖のある収納方法など、これまでのインナーケースとは一線を画すようなケースになっている。
仕切りパッドも付属しており取り外しが可能。Amazonのサンプル動画では分かりにくいのだけれど、ケースの中心にある大きな仕切りパッドも取り外せるので、1室として大きくインナーケースを使うこともできる。
そんな一風変わったケースなので誰とも被りたくない人やオシャレを楽しみたい人にはオススメしたいが、値段は安くは無いので購入する時はよく検討してほしい。ただ個人的には一番オシャレなインナーケースだと思う。
横 | 高さ | 奥行き |
280 | 315 | 135 |
まとめ
今回は使いやすさ・コスパ・耐久性などを加味してインナーケースを10種類紹介してみた。個人的にはやっぱりソフト素材と仕切りパッドの2つの特徴は外せないと改めて思った。
そしてファスナータイプだとチャックの開け閉めが面倒なので、巾着タイプかマジックテープタイプが手軽に開け閉めできるのでオススメだったりする。
これだけ色んな種類のインナーケースがあるので、この記事で自分に合ったケースに巡り会えたら嬉しく思う。
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