星が見たい…。
奥さんとそんな話をしてたら、お互いエンジンがかかってしまい、深夜の23時から弾丸で数時間かけて山梨県の八ヶ岳を目指すことにした。うん、バグってる。計画性なんてまるで無いけれど、このフットワークの軽さが僕ららしいと言うか…(笑)
なんとか深夜には到着したものの、悲しいことに、曇っていた所為か、思った以上に星が見えなかった…。とりあえず朝焼け見て帰るか〜みたいなノリになって、急遽、八ヶ岳から山梨百名山である『甘利山』に行先を変更した。
「甘利山」には何度か来たことはあるけど、個人的にここから見る富士山が一番好きかもしれない。星は見れなかったけれど、朝焼けの中、せっかく富士山も顔を出してくれたことだし、この山から見える美しい風景を紹介していこうと思う。
甘利山とは
甘利山とは、山梨県の韮崎市と南アルプス市の境界に位置する山で、標高は1731メートル。景観の美しさから「山梨百名山」にも選ばれており、6月上旬〜中旬には「レンゲツツジ」の見頃を迎え大規模に咲き誇る。
![流石にもうツツジの姿は無かった…](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/44.jpg)
山頂までは駐車場から30分程度で辿り着けるので、初心者でも安心して登れる。但し、ある程度整備はされているけれど、それでも歩きにくい道が所々あったので、サンダルなどは好ましくない。
「甘利山山頂」からは富士山以外にも、「八ヶ岳」や「鳳凰三山」などの山々も眺望することができる。しかし、今回は濃霧で山頂まで行くことが出来なかったので、写真が無いのが残念…。とりあえず富士山が綺麗に見れたので良しとしよう(泣)
![山頂まであと10分のところで霧が発生](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/9.jpg)
というのも実はここに訪れるのは5回目で、そのうちの3回は濃霧で写真どころじゃない状況だったので、富士山が見れただけでも幸運だったのかもしれない。
![あっという間にこんな感じです…](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/22.jpg)
甘利山へのアクセス
アクセス | 中央自動車道「韮崎IC」より約50分 「山梨県韮崎市旭町上條北割1-9」 |
入山期間 | 5月上旬〜11中旬 ※11月下旬〜4下旬まで冬季閉鎖 |
駐車場 | 約80台(無料) |
ナビを設定する場合、上記の住所若しくは「甘利山グリーンロッジ」で検索すると、無料駐車場に辿り着ける。また時期に多少の変動もあるが、毎年11月下旬〜4月下旬までは山道が通行止め(冬季閉鎖)となる為、車で訪れる場合は必ず確認した方が良い。
車で向かう場合、山道は狭い部分もあり、対向車とすれ違えない場所も多々あるので、ある程度の運転に慣れておかないと危ないかもしれない。また道中の山の斜面がゆるくなっている所為か、木の枝や落石なども多少あるイメージなので、夜間の運転などは注意が必要。
![クネクネと細い道が多いので運転は要注意](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/30.jpg)
「甘利山グリーンロッジ」へ向かう途中、熊注意の看板も所々にあるので、初めて訪れる人はギョッとしてしまうかもしれない。電波も無いので、一人でいく場合などは、一応念の為、最低限の準備は必要だと思う。
![駐車場近くにトイレが2箇所あるので安心](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/47.jpg)
早速、駐車場に着いて車から降りた途端、鹿の子供らしき影が僕の目の前を勢い良く飛び跳ねていった…いやぁ〜かなり驚いた。一応そんな所。
甘利山の静かで美しい山道を歩く
めっちゃ雑な地図で申し訳ないです(汗)とりあえず大まかに地図を書いたらこんな感じになったけど、大きく間違ってはいないだろうから安心して欲しい(説得力に欠けると思うけど)。
こんな地図を作ったけれど、何が言いたいかというと、②の山道から行くと景観が悪く、道が細いうえに傾斜がキツいので絶対にオススメしない。あとは「経塚」の位置が分かりにくいということ。
駐車場から目的地の展望地である「経塚」まで10分程歩く。「ツツジ苑」というカフェの両脇に2つの山道があり、上記の通り、②の山道は足元が悪いので、①の山道から行くことをオススメする。
![①の山道の様子](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/15.jpg)
![朝焼けに染められる植物](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/21.jpg)
![登山初心者に優しい山](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/20.jpg)
また「経塚」の場所だけれど、①の山道から真っ直ぐ登ると左手に「東屋」が見えてくる。その東屋の奥に「経塚」がある。ここが甘利山での一番の人気撮影スポットであり、毎回数人のカメラマンが必ず居る。
![今回も10人くらいのカメラマンが居た](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/23.jpg)
また「経塚」から10分程登ると方位盤とベンチが目印の「鍋頭」に辿り着く。こちらも素晴らしい景観なので、是非足を止めて欲しい。
今回は濃霧で諦めてしまったけれど、鍋頭から10分程奥に進むと「甘利山山頂」に辿り着く。6月になるとここから見るツツジがとても美しいので、一度タイミングを合わせて訪れるのも良いかもしれない。
甘利山から見る富士山が最高に美しい
甘利山から見る富士山が本当に美しい。甘利山に訪れたのは5度目だけども、最初の3回は悪天候で悔しい思いをしたけれど、どうしてもここから朝焼けが見たくて、5年ほど前に、4度目にして始めて富士山が見れた時は嬉しかったのを今でも覚えている。
![駐車場から見える風景。この駐車場に来るのも今回で5度目](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/1-2.jpg)
そんな感じで、甘利山から富士山を見るのに、相当苦労した過去があるので、5度目の今回もかなり不安だったけれど、富士山がしっかりと顔を出してくれたので、とりあえずは一安心。
![鍋頭から見る富士山](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/3-1.jpg)
下には甲府盆地が広がっており、甲府市や山梨市の明かりが薄らと輝いている。AM4:46に撮影した写真なので、既に明るくなってしまっているけれど、もう少し暗い時間帯に来れば美しい夜景と富士山を撮影することもできる。
![甘利山から見る朝焼けと富士山](https://yuumaga.com/wp-content/uploads/2021/10/2-2.jpg)
ガスが出やすい環境なのか、何度も天候にフラれ続けてきた場所なので、ここから望む富士山は格別に美しく感じる。
まとめ
個人的な話だけど、甘利山の天候には何度もフラれ続けてきた過去があるので、その苦労も含めると、ここから見る富士山はやっぱり格別に美しい。
暖かいシーズンは山頂付近まで車で登れるし、初心者でも簡単に山頂への登頂できるのも甘利山の特徴だろう。夜景も綺麗な場所なので、レンゲツツジの時期に合わせてまた訪れたいと思う。
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